映画好きの気まぐれ日記

映画館について気分で色々書いてます。連日更新もあれば全く更新しない時期がありますのでご承知おきを。

Withコロナの新しいシネコン様式?「MOVIX亀有」のコンセッションが進化していた件。

先日、久々に私の最寄りシネコンとなる「MOVIX亀有」まで行ってきましたが大分変化していて驚きました。(距離的には一番近いのですが、総武線ユーザーなので意外と仕事帰りとかだと真逆で面倒なので中々行かないんですよね~)

昨年3月のリニューアル以降シネコンの内装が変わっていたのはもちろん知っていましたが、コンセッションのサービスが色々と時代の先を行く様式となっていました。

 

 

MOVIX亀有の内装の新旧

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リニューアル前:全体的に暗色(旧MOVIXっぽい)内装床はカーペットとなっていた。

 

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現在:木目調の内装が特徴的(現在のSMTの主流)でカーペットではなくなっている。

 

 

1.セルフオーダーシステム

 

普通のコンセッションでの流れといえば以下のような流れがベター。

  1. 1列or複数の列となり並ぶ
  2. 映画館のスタッフと対面でオーダー&会計
  3. 受け取り

ところがこの映画館のオーダー方法は少し違うんですな。

 

スタッフと接するのは受け取りのみ!オーダーと会計は気兼ねなくできる。

店員さんの前でいざメニューを確認しようとして注文に時間がかかってしまう、支払いの際に手間取ってしまい時間がかかってしまい気を遣ってしまう・・・なんて経験もあるのではないでしょうか?

この機械では「メニューもしっかり見ることが出来るかつ、自分のペースで注文と会計がすることが出来る」というのは良いですね。(ちなみにMOVIX亀有は”Ario亀有”という7&i系のSC内の映画館なので電子マネーnanaco”も利用可能)

ただし亀有という土地は高齢者のお客さんも比較的多いので、セルフ化も良いことだけど中々使いこなせない人もいそうなのでそこは今後対応していかないといけないかもしれませんね。

 

コミュ障にも優しいサービスだ!

https://lohas.nicoseiga.jp/thumb/6610490i?1491286571

本来なら何をオーダーするのか口頭で頼まないといけないので必ず何かしら言葉を発さないと注文もできない。

ところがこのシステムだと「ディスプレイでオーダー&会計→発券番号と引き換えに頼んだものを受け取る」という仕様となっているので最悪スタッフと一言も会話を交わさずにオーダー可能だ。

 

Withコロナを意識?今後新しいコンセッション様式として普及するかも?

このオーダーシステムは昨年3月のリニューアルの際に導入されたわけではなく、今年2月末に導入された新しいオーダー様式である。ちょうど新型コロナが本格的にヤバいかも?となりだした今となっては既に懐かしい頃の導入ともいえますね。

この様式となったことでコンセッションのスタッフとの対面で接する時間が少なくなるため客側的にも安心ですし、第一に不特定多数の客と接する従業員の飛沫感染リスクが低減されるので今後このシステムが普及していくのではないかと思います。

 

 

 

2.ドリンクバー

https://www.smt-cinema.com/campaign/kameari_drink_bar/images/main_k.jpg

 

最近オープン&リニューアルしたところを中心に「ドリンクバー」方式が導入されているところが結構あります。(ex:109シネマズグランベリーパーク【南町田】/TOHOシネマズ立川立飛など)

このMOVIX亀有も昨年3月のリニューアルの際に導入されたようで大手シネコンとしてドリンクバー導入は初の試みだったようです。

 

ドリンクバーの料金は400円(税込)と意外と安い?

併設するイトーヨーカドーでペットボトル飲料買ってくるというのはご法度だしなしよ。

一般のシネコンでドリンク(Mサイズ)を購入すると大体350円(税込)ぐらいというのが相場って感じですね。一方の亀有のドリンクバーは400円(税込)である。

上映中1杯しか飲まないのであれば「割高(事実上値上げ)じゃん!」ってわけですが、例えば映画を”鑑賞する前”と”鑑賞後”に計2杯飲めばドリンクバーのない映画館でドリンクを頼むよりもコスパ的には優れている。(前述の通りスーパーで買うというのは考慮しないが)

また時間制限も特になく(最終上映開始後まで)カップを捨てない限り利用可能であるため、貧乏性の人であればそれこそ10杯飲んでも当然文句は言われないのでかなりコスパは良いと言える。(ただしMOVIX亀有は基本的に長居できる場所が少ないので大前提に優雅に飲むスペースがあるのかという疑問はあるが。)

 

※ちなみに同様にドリンクバーが導入されている109シネマズグランベリーパークはポイント会員限定のラウンジがあるので恥さえ捨てれば結構長居が可能です。(東京の端から端の移動なので中々行けませんがお気に入りのシネコンの1つです)

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ドリンクバーは飲み放題なわけだけどシネコン側は元取れるの?

1杯→飲み放題となるため観客的には良いけど逆にシネコン側は利益出ているの?と思う人も中にはいるかもしれない。

・・・ところがどっこい、あくまで私が調べる限り実際はドリンクの原価は相当安いらしくボロ儲けらしい。あくまでファミレスの話だと20~30杯ぐらい飲まないと元は取れないらしい。逆に言うとドリンクバーがない映画館はどんだけ儲かっているんだよ!とも思える。

さらにドリンクバーは観客自らが操作するので、映画館スタッフの人件費削減にもつながるわけであるので経営側にしてみれば如何に合理的であるかがよく分かるでしょう。

 

 

 

おまけ:今回私が見てきた作品は・・・

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今回観てきたのは「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンです。本当は新宿ピカデリーで観ようかなと思いましたが良い時間に良い箱でやってなかったもんで今回は久々に最寄りの亀有まで足運んでみた感じです。

不謹慎にも例の悲惨な事件で名前を知った人も多いであろう京都アニメーション最新作となる劇場版アニメです。(元々昨年公開予定だったが事件とコロナ禍で延期となっている)

私もぶっちゃけ君の名は。の代わりに観た「蟹の形聲の形)」ぐらいしか京アニ作品は観たことはないまさに「ニワカ」ですが、実際に公開することが出来ただけでも本当に良かったと思います。

 

元々このシリーズはテレビアニメ版があり他にも劇場版として外伝があるようですが、アベンジャーズを”インフィニティ・ウォー”(第3作目)から観に行くような怖いもの知らずの私は初見で突撃しに行きました。

 

初見でも話は理解できるけど、楽しめるかは人次第かも。

○ateHFの劇場版みたいな初見殺しの作品でなく、過去の出来事などはしっかり説明されている初見にも優しい親切な作りなので復習してなくてもなんとなく理解は出来ます。ただその辺知ってりゃもっと面白かったんだろうなとはやはり感じましたね。

涼宮ハルヒ」「ユーフォ」等と同じ京アニ作品なんで萌え要素も十分にありますが、その系統のアニメ好きでなくても観やすい作品かなとは感じます。

 

作画を観に行くためだけに2回目観てもいいぐらい綺麗だ。

なんといっても個人的に気になったのは邦画アニメとしては珍しいシネスコサイズ(アスペクト比2.35:1)で制作されていることです。大体アニメはビスタビジョンサイズ(アスペクト比1.85:1)のことが多いですからね。

そしてなんといっても作画が本当に綺麗です。正直前回観に行った蟹は何とも思わなかったですけどこの作品に関しては本当にこの作画を見るためだけに2回目観に行ってもいいなと思うほど。

それゆえあのスタジオ放火事件で数多のスタッフが失われたと思うと第三者ながらに胸が痛みますね・・・。悪い意味ではなく元々どちらかというと悲しい展開のストーリーの作品ですが、不謹慎ながら例の事件を思い浮かべるとその悲しみが倍増するといっても過言ではないです。

あまり思い入れのない私でさえこういう感情が出るのですから、エンドロールで泣いていらした方も結構いましたが悲しみと怒りが込み上げてきたのだろうなと察します。

素人目線のドラゴンクエストBGMオーケストラのススメ【N響VSロンドンフィルVS都響】

私個人的には歴代シリーズでも一二を争う満足度だったドラゴンクエストXIのリメイク版ともいえる【11S】がSwitch版だけでなく、ついにPS4/Xbox One/Steamから2020年12月4日に発売が決定しました。(しかしPS5が年末発売される予定というのになぜPS4から?)

個人的には緊急事態宣言中に暇で3年越しで3DS版の11をプレイした結果ドハマりした遅咲きのプレイヤーでしたので、11Sも欲しいなと思ってソフトだけ衝動買いした結果未だにSwitch本体が手に入っていないという残念な状況ですので少し複雑な気持ちもあります。

PS信者じゃないんで「だったらSwitch版なんて買わずにそっちまで待てば良かった」という後悔はないですがPS4本体は割と普通に市場に出回ってるんで簡単に買えたじゃんという辛さがあります・・・。大分商法がアレなので炎上もしてるみたい。

www.famitsu.com

 

 

さて、話はガラッと変わりますがこの「ドラクエ11」では歴代のナンバリング作品で採用されていたBGMが多々登場してきました。ちょっとサントラも欲しくなってきたと感じた人も中にはいたのではないでしょうか?

 

 

 

公式に発売されているオーケストラ版サントラCDは大きく3つに分類

ドラクエ公式の「交響組曲」としてリリースされているCDは歴代としては3つの交響楽団東京都交響楽団都響)」NHK交響楽団N響)」ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(ロンドンフィル)」によって演奏されたものがあります。

プロが聞けばどこが上手い下手というのは判断が付くのかもしれませんが、正直言ってどこの楽団も素人なら確実に満足するレベルは当然超えてきてますので一般人が聞いたところでどこが一番上手い下手とかで判断するのはあまり意味ないかと思います。

ただし各楽団それぞれ個性、収録環境の優劣がありますのでそこを評判など見て判断するのが良いかと思います。

 

1.NHK交響楽団N響

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NHK交響楽団の本拠地の1つNHKホール」(ちなみに老朽化による補強工事&設備更新のため2021~2022年に一時休館するみたいです)

 

日本国内ではトップといっても過言ではない世界にも通用する名門楽団です。私も含めてそうですがオケ素人でどんなのやってるかは知らないけど名前ぐらいは聞いたことのある人が大半の名の知れた交響楽団ではないでしょうかね。

NHK」という名前の通り”放送交響楽団という側面ももち、大河ドラマのテーマ曲の演奏はじめNHKの番組でも多数演奏を担当していたりします。

 

ドラクエのオーケストラを担当したのは「III~V」のみ

N響としてサントラCDが発売されているのは上記の通り3作品。こうやって考えてみると意外と少ないかもしれませんね。

ただしN響の選抜メンバーで組まれた「東京弦楽合奏団」として”I/II”の2作品も演奏していますので実質「I~V」の5作品を担当しています。なおⅥ以降はN響は担当しておらず、後継にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏へと変更されています。

ちなみに「V~天空の花嫁~」(PS2版)ではこのNHK交響楽団演奏によるオーケストラ音源が実際のゲーム内BGMとして起用されています。ちなみに「V」は今でこそシリーズ屈指の評判を誇る作品ですがこのリメイクから評価爆上がりという声も聞くのでN響も立役者といえるかもしれませんな。

 

N響」の特徴は?

N響の利点とも欠点ともいえるなんといってもの特徴が「3楽団の中で最もゲーム音源に忠実な演奏」であるということです。

ゲーム音源でテンポの速いBGMだと都響やロンフィルでは少しテンポを落として演奏しているのも多いですが、N響は割とシンセサイザーさながらのテンポで演奏したりと演奏技術の高さは素人でもうかがえます。また金管楽器と弦楽器のバランスが良いので3楽団のなかではとにかくバランス的であるという評価もされています。

一方で他楽団と比較すると金管楽器が弱めなので華やかでないという欠点も挙げられています。またアレンジが特にないので良くも悪くも事務的な演奏とも取れるかもしれません(大元がNHKですしね・・・)

ただし総じていえることは”素晴らしい演奏”であるということには変わりありません。

 

 

 

 

2.ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(ロンドンフィル)

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ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地「ロイヤル・フェスティバル・ホール」

 

Ⅴまで演奏を担当していたN響に代わり、ⅥからはLPOの演奏に変わりました。

実は世界ではあまり人気のない「ドラゴンクエスト」ですが海外から過去にロンドンフィルが参加しています。そんな海外人気の薄いドラクエの楽曲をイギリスの管弦楽団が演奏するほどですから椙山先生の音楽がとても評価された結果なのかもしれませんね。

ロンドンフィルはイギリスでは5大オーケストラの1つとして数えられる管弦楽団となっています。

ドラクエのサントラを担当したのは「I~VII」

LPOが主として演奏したのは「Ⅵ」「Ⅶ」の二作品。

ただしN響がかつて演奏していた過去作に関してもLPOによる演奏の交響組曲版がリリースされているため、実はN響よりも多い7作品を担当しました。

 

「ロンドンフィル」の特徴は?

ロンドンフィルのなんといってもの特徴が「3楽団のなかでも特に音が綺麗」なことです。

特に金管楽器は3楽団の中でも特に透き通っててきれいな音とも素人ながら感じました。

ただしその一方でやはり日本のオーケストラではないため日本人に合いにくい、あまり壮大さを感じないなどという意見のデメリットもちらほら見ます。

バランスタイプのN響と比較すると音により忠実、ダイナミック感は劣るという感じかなと個人的には思いました。

 

 

 

3.東京都交響楽団都響

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東京都交響楽団の本拠地の1つ東京文化会館(上野公園)」

 

Ⅶまで演奏を担当していたLPOに代わり、Ⅷ以降は都響が演奏を担当しています。

都響はこの3つの楽団の中では本格参加が2005年で最も新参者と言えますが、他2つが10年前後の付き合いなのに対して、今日まで15年以上の付き合いですぎやまさんとは最もかかわりの長い交響楽団とも言えます。

 

東京都交響楽団は「NHK交響楽団」「讀賣日本交響楽団」と揃って”日本三大オーケストラ”として称される国内トップクラスの交響楽団となっています。

数年前のトヨタ自動車「AQUA」のCMではこの東京都交響楽団の演奏による”冒険の旅””おおぞらをとぶ”が起用されました。

ドラゴンクエストシリーズ」全てのナンバリング作品のサントラCDをリリース

都響が主として演奏しているのは「Ⅷ~Ⅺ」の四作品。

ただしLPOのように歴代のドラクエ交響組曲に関しても都響による演奏でリリースされているため、3楽団で唯一「I~XI」まで全てのナンバリング作品のサントラCDが収録・演奏を行っています。すなわち「VIII~XI」に関してはこの東京都交響楽団のみがサントラCDを発売しています。

ここまで全ての作品において担当しているので、ドラクエのBGMを作曲しているすぎやまこういち先生お気に入りの交響楽団でもあるのでしょうね。

都響」の特徴は?

3楽団の中でも特に特徴的なのが「壮大さかつ華やかさ」です。金管楽器がとにかく強めで重厚感や壮大なBGMや悲哀感漂う作品は都響が一番向いているかなと思います。

一方で都響の演奏は金管楽器が強めで弦楽器が弱いことで音のバランスが良くない等という欠点も挙げられています。

 

 

個人的に各楽団の個性が出ていると思う楽曲は・・・


おおぞらをとぶ

ドラクエファンなら知らない人はいないといっても過言ではない名曲中の名曲ですね。

N響の忠実さ、ロンドンフィルの音色の美しい感じ、都響の壮大さが分かりやすい楽曲だと思います。

 

結局買うならどれが良いの?

どれも素晴らしい演奏なので甲乙つけ難いですが、全部のナンバリング作品のCDを揃える気があるなら”I”から最新作の”XI”まですべて手掛けている東京都交響楽団」版を選ぶのが無難でしょう。

スゴい方は都響N響、ロンドンフィル版と比較用に全て揃えている人もいるようですよ。

池袋HUMAXシネマズの行方は?新鋭シネコン「TOHOシネマズ」「グランドシネマサンシャイン」の脅威的存在

2020年7月3日(金)に新たな池袋のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ池袋」が開業する。池袋エリアと言えば昨年7月に「グランドシネマサンシャイン」が開業しました。そんな新しい二館に加えて現在エリアでは老舗のシネコンとなっているのが「池袋HUMAXシネマズ」です。

 

【1】TOHOシネマズ池袋はどのようなシネコン

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www.tohotheater.jp

近隣に日本国内屈指のスペックを誇る「グランドシネマサンシャインが既にあるわけですが、TOHOシネマズはどのように対応していくのかというのは筆者的にも注目している点でありました。

TOHOシネマズ池袋はどうやら「音響」重視で対抗していくようだ。

 

1)「Wプレミアムシアター」

TOHOシネマズとしては既に日比谷、熊本サクラマチといったサイトで展開中の「プレミアムシアター」を池袋に2スクリーン導入する。

(1)「TCX/Dolby-Atmos/カスタムスピーカーetc...」

一方は立体音響システムDolby-Atmos」をカスタムされたスピーカーで導入する。ドルビーアトモスは既にグランドシネマサンシャインでも”BESTIA”というスクリーンに採用されていますがどのような違いがあるのかというと以下の通り。

スピーカー毎に自在に音を配置、移動できるDolby Atmos®の魅力を最大限発揮できるように、天井を含めたサラウンドスピーカーに指向性の高いハイパワーコアキシャルを採用。ステージスピーカーは6番同様「カスタム4wayハイコアキシャル」を採用し、プレミアムサウンドはそのままに、音がスクリーン内を縦横無尽に動き回る極上の鑑賞環境を提供いたします。 

 正直それなりに知識はある私でも完全には理解出来ていないのですから普通の人にしてみればどういうことやらって感じでしょうが要するに

普通のドルビーアトモス(グランドシネマサンシャイン)よりも更に良い環境なんだぞ!

ということでしょうかね。

 

(2)「TCX/コンサートホールのような音響」

もう一方にはTOHOシネマズ日比谷のスクリーン1にも導入されている「コンサートホールのような音響」をコンセプトとした音響設備となっています。

日比谷のメインシアターのコンセプトである「コンサートホール」のようなプレミアムサウンドの音響監修を行った“株式会社イースタンサウンドファクトリー”が、当劇場用に監修しました。高解像で音の再現が可能な「カスタム4wayハイコアキシャル」と、ステージスピーカーとの一体感を突き詰めた「3wayコアキシャル」サラウンドを組み合わせることで、高域から低域まで繊細な音響体験が可能に。これらの音響設備により最上級の鑑賞環境を提供いたします。 

 まぁこれも全く知識ない人にしてみればなんのことやら(正直私も)って感じですが要するに

 普通よりも断然良い環境の音響で鑑賞できますよ!

っていうことでしょうね。

 

2)轟音(ごうおん)を全身で体感できる日本初のサウンド・シアター

もう一つの注目点であるのが2番スクリーンに採用される設備。なんといっても音の体感・迫力あるサウンドを意識しているそうで。

アイソバリック方式を採用したサブウーハーを日本で初めて劇場に導入。アイソバリック方式はスピーカーユニットを向かい合わせで駆動させることで、通常のサブウーハーの1.5倍~2倍のパワーを発揮します。他の劇場では体験できない、空気を震わせる体感型サウンド・シアターを実現します。 

 個人的には「立川シネマシティ」「川崎チネチッタ」でいうところの”極音・極爆上映”と”LIVE ZOUND”を意識したスクリーンなのかなと予想しています。

今年9月にはそんなシネマシティのお膝元に”TOHOシネマズ立川(仮称)”をオープンさせるのでこのスクリーンで対抗してくるのではとも思ったり。ちなみにTOHO立川には既にIMAX(レーザー?)を導入することが確定(映画館外壁にIMAXロゴが設置されているとのこと)なので本気であるのは間違いないでしょう。

 

3)その他設備

Wプレミアムシアターには他の都心のTOHOシネマズでも採用されている「プレミアボックスシート」(追加料金1,000円)が採用されます。更に上位のシート「プレミアラグジュアリーシート」(追加料金3,000円)も採用してくるかと思っていましたがそこまでは至らなかったようですね。

ちなみに現時点ではスクリーンサイズについては掲載されていないのでどのぐらいのサイズになって来るのかは気になるところですね。

 

4)個人的な感想

一部ではグランドシネマサンシャインの唯一の弱点ともいえる「ドルビーシネマ」を採用してくるのでは?という期待を寄せる声もありましたがこれは実現しませんでしたね。恐らく「ドルビーシネマ」に関してはTOHOシネマズは導入の締結はまだ結んでいないのではないかなとは思っています。ドルビーアトモスは国内で一番採用しているのにね・・・。

また”MX4D”の採用も見送られています。これはTOHOシネマズが「Hareza Tower(ハレザタワー)」という複合高層ビルのテナントとして入居するため、上層部にオフィスがあることを考えると振動が伝ってくるというのは望ましくないのでこれは予想の範疇ではあったかと思います。また通常のスクリーンで見てると4Dスクリーンの振動が伝わってくるという弊害もあるのでこれはこれで良いと思います。(ちなみにグランドシネマサンシャインには4Dシアターがありますがあちらの場合はシネコンが核であるビルというのもあって4D上映の振動が凄いという問題はないのでしょう。)

最後に「IMAX」の採用は当然ながら見送られました。これは近隣の「グランドシネマサンシャイン」がIMAXレーザー/GTテクノロジーというIMAXの中でも日本国内に2館しかない最高峰の環境のスクリーンがあることを考えればTOHOシネマズがIMAXを導入しないのは当然分かることでしょう。(ちなみに都市伝説程度なので真相は分かりませんが同エリアにIMAXを2館以上建てられないとかいう話があります)

 

 

【2】TOHOシネマズとGDCS、どのように棲み分けられるか?

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/97/Q_plaza_Ikebukuro.jpg/375px-Q_plaza_Ikebukuro.jpg

とはいえ、昨年オープンした「グランドシネマサンシャイン(以下、GDCS)」も日本屈指のスペックを誇るシネマコンプレックス。なんといってもスクリーンがビル6階建ての高さがあるIMAXレーザー/GTテクノロジーをはじめ、「4DX SCREEN」「BESTIA(Dolby-Atmos/dts:X)」といった特殊上映システム、全スクリーンに4Kレーザープロジェクター採用といいまるで非の打ち所がない最強のスペックだ。

TOHOシネマズがこの最強布陣ともいえるシネコンに太刀打ちできるのかしら?

1)GDCSは導線が悪い

GDCSは下は3階、上は12階まである縦に長いシネコンです。それゆえ入口からスクリーンまでの移動が結構面倒というデメリットがあるのです。更にエレベーターも数基あるとはいえ時間がかかるかつエスカレーターが1列しかないので輸送力が更に乏しい。特に目玉のIMAXシアターはそんな最上層・12階にあるかつ一番キャパの大きいスクリーンなんで、私は開業当初に行ったという悪条件だったのもありますが入口から10分弱かけてスクリーンまで行った記憶です。

それと比較するとTOHOシネマズ池袋は入口が2階、上層でも5階であるため入口からスクリーンまでの移動はそこまで時間がかからず導線は良い方であると予想できます。

映画好きなら4Kレーザー採用のGDCSでしょ!って人も多いかもしれませんが、普通に映画を観たい人にしてみれば4Kレーザーなんかよりも導線優先!って人も当然多いでしょう。

2)「TOHOシネマズ」の一般的なブランドは想像以上に大きい

TOHOシネマズは東京都内に12館(今回オープンとなる池袋、9月オープン予定の立川含む)という大手シネコンとしてもダントツの出店率を誇っています。東京都心で映画観るなら「TOHOシネマズ」となるのも当然の流れとも言えるわけです。

加えてその系列のポイントカードを保有しているなら尚更同じブランドの映画館で見ようという意識は高くなるでしょうから「TOHOシネマズを利用しよう」という人も多いのでしょう。

3)東宝配給作品の上映の有無

上映できる作品が限定されるというのも大きな点であります。GDCSでは一部を除き東宝が配給する作品は上映しない(出来ない?)のです。これは旧・シネマサンシャイン池袋時代からそうでしたので昔の名残でしょう。

一方のTOHOシネマズ池袋は当然ながら東宝系作品は上映できます。「配給なんかで客入り変わるわけないやろ!」と言いたいところですが東宝に関しては少し別格でやはり興行成績が他の配給会社と比較しても高めなので劇場側にとってもかけられるか否かで多少なりとも変化はあるでしょう。

 

 

【3】池袋HUMAXシネマズはどうなる・・・?

ぶっちゃけこの新しい二館に関してはなんやかんや共存していけるでしょう。その一方でTOHOシネマズ池袋のオープンで暗雲が立ち込めて来そうなのが「池袋HUMAXシネマズ」であります。

1)「旧・シネマサンシャイン池袋」と共に池袋エリアを支えてきた

池袋HUMAXシネマズとしては2000年にリニューアルオープンした映画館ではありますが、基をたどれば昭和時代からある老舗の映画館です。GDCSの経営を行う佐々木興業が以前まで経営していた「シネマサンシャイン池袋」も1985年からある老舗の映画館でこのHUMAXシネマズと共に池袋の映画館として支えて来ました。そして昨年7月のGDCSオープンと共にシネマサンシャイン池袋は役目を終えました。

なおGDCSとなってからも東宝配給作品は基本的に上映されず、HUMAXシネマズが主に東宝系作品を上映していました。これで池袋エリアは棲み分けがされていたのです。

ところが今回のTOHOシネマズ池袋のオープンでその棲み分けが崩れてしまう。HUMAXシネマズにとってもここが正念場となって来るでしょう。

2)当然ながら新しい映画館にはそうそう敵わない・・・

映画の鑑賞料金は基本的に映画館が新しかろうが古かろうが基本的には一律の料金となっています。要するに同じ作品を上映している場合に古臭い映画館と新しい映画館のどちらで観ようと料金は同じわけです。

これを池袋で例えてみればある作品が新しくオープンしたばかりのTOHOシネマズと少し設備が古いHUMAXシネマズとして果たしてどちらで観たい?と言ったら前者を選ぶ人も多いのではなかろうか。まぁ厳しいものですがこれが現実ではあると思います。

HUMAXシネマズがこの二館に対抗していくには何らかの対応策を練る必要はあるでしょうね。

キュープラザ池袋へ行ってきました。私が思う「グランドシネマサンシャイン」の魅力と今後の課題。

先日、池袋に日本最新鋭とも言える設備が揃うシネマコンプレックス「グランドシネマサンシャイン(以下gdcs)」が開業した。池袋は定期券外のため私は映画のために池袋に行くことはほぼゼロと言っても過言ではないですが昨日行ってきました。

 

 

池袋駅からは徒歩4分という近さも大きい。

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gdcsが核テナントして入る”キュープラザ池袋”池袋駅東口からも通り1本に面している好立地でもあります。下層にはテナントが十数店舗入っている。

なんといっても池袋エリアは旧シネマサンシャイン池袋も含め老舗の映画館も多く真新しい設備が揃っていなかった状況でのこの日本最新鋭の映画館がオープンするというのは凄いもんですね。更に来年夏にはTOHOシネマズも区役所跡地(Hareza池袋内)にオープンするため池袋の映画館事情は更に進化していくでしょう。

シネマサンシャインを運営する佐々木興業は業界的には四国・関東メインで興行を行っているいわば大手と地方興行の中間とも言える中堅どころの会社とも言えるでしょう。そんな系列が日本最新鋭のシネコンを開業させたことはある意味激震が走ったとも言えますし、この影響を受けて大手シネコン系列が刺激されると良いなと思います。

 

グランドシネマサンシャイン入口は4Fにある。

キュープラザ池袋は地下1階地上14階建ての建物となっていますが、テナントの大部分を占めるgdcsは4~12Fに所在しエントランスは4Fとなる。

年間動員200万人を目標としている割には少々手狭か。

そんな佐々木興業が肝入りで開業させたとも言えるグランドシネマサンシャインは年間売上約30億円、動員は約200万人を目標に掲げているようです。

www.nikkansports.com

具体的に数字を出されてもどのぐらいか分からない人も多いでしょうが、年間約200万人ですと行った事ある人なら分かりやすいかもしれないですが大体TOHOシネマズ新宿レベルの客入りと考えてもらうと分かりやすいでしょう。

 

4Fに入口があるため1Fからはエスカレーターorエレベーターで移動することになります。ただしこれがまた意外と導線が悪く面倒。3Fまでは他テナントも入居していることから2人が並んでエスカレーターに乗れるだけの幅がありますが、3→4Fへ移動する際に1人しか並べない狭さのエスカレーターとなるためボトルネックのようになり少々長い列ができてしまうのです。

そしてエレベーターは基本的に全フロアに繋がっているため4機あったかと思われますがとてもではないけど急いでいる際にはあてにはならない使いづらさではあると思います。

 

内装は黒基調のシックな色合いで高級感漂う雰囲気。

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eiga.com

4Fの入口まで上がってみると内装は写真のようになっていて綺麗なデザインとなっている。ただしこちらにもちょっと問題点がある。

コンセッション(飲食販売)の列が長蛇となり奥のトイレや券売機まで中々辿りつけないという難点もある。加えてコンセッションの向かいにエレベーターがあるためその列も長蛇となり、2つの列が相まって奥には中々行きづらい壁のように立ち塞がってしまってしまう。今後はフォーク型のように並ばせて中央にスペースが空いて通れるように改善していかないとちょっと色々面倒かな・・・とは感じました。

 

待合スペースも少々狭いが、スマホ等が充電可能なスペースがあるのは○。

https://lh3.googleusercontent.com/gQrvR1rQTzWgcp-NEadO-neB0uMDXb9zijZFt9o547TxwAMfjcRXAxbpBFKedhv8SPoIaWmkjuNpbMsy0S5FIN9tkvlxu9OTcUIQqejt52XxuUM8cy2xC7Ufin_iioiBpZeNRrryaNZ2W_Sd8r3NP8Z9aCFo9utuIqc4fU9a08gnJpn-i6OAA7ZLC4a8MUXMPvWtUg9gEPiz5Zeg1GCAV-kD6HfEa7Zmm5l5j1pAPQ035SCXdT04XeB18mnQdZKXuPM6JcF_jrNy9xIP7mr9PIZ1dDeeOyJwl2lycU2RD4G-UpUluoiqdwqodWHbpIJ8Ctr7DukJd6awskucbGvwsvEfUrcOG6qiPEvdmZc-FxolUO_cCuCDrGvjXI2iwxfxIKvmHQ-9IDVhmI832x7odg5jId_6BLYvDbJ2S7CLwLjo7cO2252aP5qnpiWX96UAWxQN5LmvZ5jE1wUemrIrayXbY71TNiNW0dOE6VHUhyKhdtoc3IOBANLE1xcbQzcsUX_tyueIYxGpfeR3fRWrwou4O3_5uoRbiO-vSSjZVo7ii9-xRTVNdfxwpd53ioRzZ6yk10kl9mskoKkIFYtq9zfaAcw8N-tMcrQ7GzhMFUsS3zdts7882suXnpIv9_tqVvuah2LhJm61whomrBJKKIeeJRe5Uvw=w434-h867-no

全体的に建物自体も少々手狭で待合スペースも小さめなので、基本的にはあまり利用する前提で求めない方が良いかと思います。

ただその一方で一部座席にはコンセント、USBポートが付いておりスマホ等が充電可能なスペースが完備されています。あいにく私は特にその必要が無かったためしませんでしたがいざという時に便利ではあるかもしれません。また待合スペースがガラス張りとなっているため眺望は・・・とは流石に低層階なので言い難いですが開放感はあります。

 

※なお混雑しすぎでコンセッションには寄らなかったので今回はこの点は割愛してます。

 

シネマサンシャイン系列はQRコードで入場する「ペーパーレス」化を推進。

入場しようとすると、なんと言っても驚きなのは券売機、発券機でチケットを発券しなくてもスマホからQRコードを見せて入場できる「ペーパーレス」ということです。

何せ私はTOHOシネマズ&SMTのメインユーザーなもんで、こちらは従来のペーパー型ですのでCSのようなペーパーレスは中々新鮮でした。券売機に寄る必要がないので最悪上記のように券売機への導線が塞がれてもそんなに苦ではないかも?

スタッフがざっと確認するより多少時間はかかるもののストレスを感じるレベルではないので、是非大手シネコンもペーパーレス化勧めてくれないかなぁと思うばかりです。

 

多層構造だけに少々導線が乏しい

gdcsは4~12Fまであり縦に広い映画館です。よってエスカレーターやエスカレーターでの移動が必須となります。スクリーン構成は以下のようになっている。

  • 4F:シアター1,2
  • 6F:シアター3,4(4:4DXwithScreenX)
  • 8F:シアター5,6(BESTIA)
  • 10F:シアター7~11
  • 12F:シアター12(IMAX

https://travel.watch.impress.co.jp/img/trw/docs/1196/867/35_l.jpg

travel.watch.impress.co.jp

新宿ピカデリーのような構造の反省を生かしてか一番面積を取るIMAXシアターは最上層に設置されたのだけは○とも言えるでしょう。

(※新宿ピカデリーはgdcsと同様に多層構造の映画館なのですが、一番大きいシアターを低層に持ってきてしまったため他スクリーンへの移動負担かつ導線が長くなってしまうこともあり欠点とも言える)

ただし何せよ幅が1人分しかないエスカレーター、宛てにできないエレベーターしか移動手段が無いためやはりこちらも開場ラッシュとなると行列ができてしまう。入口の4Fから最上階のIMAXシアターまでの所要時間は約5分近くかかった。他の映画館と違って大分余裕を持って行かないと既に上映が始まっている・・・なんてこともざらにありそうです。ちなみに劇場側の想定を超える混雑だったようで私が観た回は5分遅らせての上映としていました。

 

内装は中々凝った作りで映画好きにも楽しめそうな作り。

ただ悪い点ばかりではない。もちろん良い点の方が多々存在する。

4F⇒12Fと導線の長さがネックな点もちょっとだけカバーされており、エスカレーター脇には過去のヒット作や名作と言った作品のポスターが飾られていたりと映画好きには十分それだけでもちょっと楽しめそうな作りです。

またIMAXシアターのある12Fの天井は映像が投影される仕様となっておりこちらを見ているだけでも十分に面白い。こちらでは主にIMAX上映される作品の予告やプロジェクションマッピングといった映像を投影しているよう。

http://www.cinemasunshine.co.jp/images/tmp/theater/facility/facility_o_gdcs_12f.jpg

 

日本最新鋭の設備だけに設備に関しては文句なしのスペック。

今回私が観てきたのはIMAXレーザー/GTテクノロジーと呼ばれる仕様の日本に2ヵ所しかないIMAXシアターの進化形ともいえるスクリーンです。

何よりの特徴はスクリーンの大きさ。スクリーンサイズは横25.8m×高さ18.9m(サイズ比1.37:1)となっており日本最大級のIMAXスクリーンとなっています。高さは約19mもあり6階建てビルがすっぽり入る高さに相当する。写真を見ただけでは分かりづらいですが、実際に行って見るとやはり凄い。当方はTOHOシネマズ新宿中心でIMAX作品は観ていたのですが、もう正直この池袋のサイズを知ったら戻れなくなりそうな圧倒感でした。

写真は雑ですが一応撮ってみましたので内装は参考までに。

https://lh3.googleusercontent.com/KGhK4-P_E2QU5v-n_iCbx4kIN7lI-0RSNR7VTYc7mylLCQTYaP0n8G9dALEmWrSSktezVlREWMfrF0dqFGY2EYXb2_8tVcqldAhN4FlyefkOrUpfhRN_Gl_cZHOlWv5mC5MSUJU3_Ay6YWeVaDQeEfH-nU-E0PyQyuBTsfFlI-vy1TWsPq3veCI2z_KtkNa0zc-bprv2XrU6gWLYiOemPPAVs77k0w3ww2eWQ7bk-dysMPsgHt5pepYN8g3efJ4f7S15yNqJt400OpdunjyR8ifd287bAGZnRM2VyWT_RiBT2U59wbJT__qysxn3nmgYRFp-07UCVSO8yG0L3r2FPnmtB5SH8QPTfn0wG564-T4DIxWpseEuBI454Er6cafqmJS34muHP4MAj5dVhi42s7n9B4HqnQ12tA4v_hbtCKTFQLnNKcAsHA4InjKeMKlXRTX39CqIjlPvLMEouxdGHzI7bHlzoFv1E9uaTD9eG2xVV0H034so3EWh7fT7BEE88LZj8-P2lrHDbbiiAqv825R6JqZaaJrARFOjKUcMoN8hROuSbNz_B68VcnKimgOiBXlisr365T7MlZ4zDbMXjTLYP2JfqATolLcnhvJBs-vI1tzR5GeC-nfR5CvrNfbmSCA2n2yY1Dt9vFbUzwlrvda1Z5D4Dew=w1733-h867-no

 

日本初の複合型アトラクションシアター「4DX with ScreenX」

映画をあまり観ない方でも”4DX”と言う言葉は耳にしたりするのではないでしょうか。そんな4DXと全国で約5~10ヵ所に導入されている3面鏡スクリーン上映システム”ScreenX”が融合されたシアター「4DX wtth ScreenX」が日本初導入となりました。

追加料金は1500円(4DX単体上映での料金は1100円、ScreenX単体上映での料金は600円)と相場を考えると思ったよりは高くない印象を受けます。まぁこういっては何ですがScreenX目当てで東京都内に導入されている”ユナイテッド・シネマアクアシティお台場”まで高い運賃払って行くことを考えると少し払えば4DXも追加で付いてきてお得でしょうかね。

 

余談:映画「天気の子」の感想

https://eiga.k-img.com/images/movie/90444/photo/87d1427ec18e7c5a/320.jpg?1559095343

今回このIMAXを体感してくるために君の名は。で一躍有名となった新海監督最新作「天気の子」を鑑賞してきました。まぁ本来は”スパイダーマン ファー・フロム・ホーム”で観てきた方がもっと体感できたのかなと思いつつも筆者はあまりMCU作品はあまり好きじゃない者で・・・。

この作品はビスタサイズ(サイズ比1.85:1)作品ですのでスクリーンをフルに活用していたわけではありませんがかなり巨大なスクリーンであることに間違いはありません。

 

作品の感想としては個人的には「君の名は。」(以下、君縄)より好きでした。話としては君縄よりもシンプルで分かりやすかったと思います。映画をよく観るものとしては最近だと”フォルトゥナの瞳”とかを彷彿させるようなファンタジー要素も詰まったちょっとした恋愛作品?いや”万引き家族”的な要素もあると言えるのか?まぁ似ている作品を挙げだしたらキリはないと思うので止めときます。

本田翼が下手だったのはまるで嘘だったかのよう?意外と悪くなかった。

本田翼の下手さが話題になっていましたが実際に観て見ると意外に悪くなかったです。というか意外と良い味出してました。なんで予告であそこだけ切り抜いたんや・・・って感じでした。逆に平泉成さんがコテコテ過ぎて意外とうーんって感じでしたかね。小栗旬は声優実績も多いので文句なしの上手さでした。主役2人は初々しさも残っていましたが割と上手かった。

3年の時を経て「君の名は。」よりも映像美は進化している。

2016年に興行収入250億円の記録的大ヒットを果たした君縄から早3年。元々映像美が一般に受けて新海作品が人気となった要因の1つともいえますが、天気では映像クオリティはより進化しているとも言えます。

音楽はやはり君縄の方が絶妙にあっていたので比較してしまうと少々劣る。

音楽担当は引き続きRADWIMPSが行っている。やはり音楽は君の名は。の方が場面に絶妙にあっていたのかなぁとは思いますね。別に悪いというわけではないんですがちょいちょい惹きは足りないかなとは感じましたので難しいところですね。

新宿ユーザーとしては中々リアリティ溢れていて風景を見るのも面白い

新宿を利用する人には馴染み深い風景が良く描かれています。特に求人バニラのトラック西武新宿駅前のマックはよく聞くかつ割と行きつけなので良く存じ上げていますが内装が忠実に描かれているのは驚きました。ある意味今年の初めにやっていたシティハンターとは別のベクトルで忠実に描かれていてそんな風景を見るのも良かったです。

 

グランドシネマサンシャインのサーバーの脆弱性は意外と深刻のよう。

ただ日本最新鋭のシネコンを作ったといえど、シネマサンシャイン予約システムはgdcs化されることで客が増えること、予約が殺到することを想定せず従来のサーバーのままだったというのも問題として提起されている。

この問題が明るみになったのが7月16日(火)0:00~のこと。この日は2日後の18日に前夜祭として公開された「ダンケルクIMAXリバイバル上映)」「ボヘミアン・ラプソディ(4DX with ScreenX版)」の予約開始となった。映画好きにとってみれば評判の高い2作品ですので絶対に観たいという気持ちも当然あるわけで予約が殺到したわけです。

そして私も興味本意で日付が変わって予約が開始となり予約画面を開いてみると・・・、サーバーが混雑しているということで時間を改めてページを開くような表示が出てくる。何回も繰り返せばイケるのではないかと考える人も当然多く全く予約画面が開かない状態が続いた。どうやらようやく予約できるようになったのは深夜3時だったようです。もはや如何に忍耐力があるかの闘いとなったわけです。この事を受けて劇場サイドからはお詫びも出ている。

http://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/news/613.php

 

続いて問題となったのは翌日の17日の0:00~。今度は前身のシネマサンシャイン池袋から引き続きgdcsでも改めて上映されることとなった映画「うたの☆プリンスさまっ」の予約殺到だ。この作品は公開規模が小さいこともあり予約開始となるとどの映画館でもすぐに売り切れになってしまうような人気作品。そんな作品であったため予約開始となった瞬間に前日のようなサーバーダウンとなってしまったわけです。

今回私は土曜に観に行った「天気の子」の上映スケジュールを観るためにサイトを確認したわけですが重く中々サイトが開かないことで気づきました。

どうやら座席選択の画面まで行ってクレジットカード情報等まで入力してやっと予約確定!・・・の直前でエラーになるという悲惨な事例まであったそうです。

 

他社シネコンでは予約殺到した際にどのような対応を取っている?

TOHOシネマズや松竹マルチプレックスシアターズ(MOVIX/ピカデリー)といった大手シネコンでは予約が殺到した際には順番に案内するような形式をとっている。(例:お客様は○○○番目のご案内となります)

場合によっては果てしない数字ともなりかねはしませんが順番に案内はしているためいずれは座席選択画面に辿り着くようなシステムとなっている。(既に売り切れになっているというショックはあるかもしれませんが)

またサーバーが比較的強いと言えるのも流石と言えるでしょう。TOHOシネマズに関してはそもそも滅多に順番待ちとなった記憶がないので流石国内最大手シネコンだなとはこの辺で感じさせてきますね。

 

 

総評

自身はIMAXシアターだけしか行っていないとはいえ、設備的にはただデータを見るだけでもグランドシネマサンシャインは日本最新鋭と言っても過言ではない十分胸を張れる素晴らしい設備の映画館です。ただ導線や予約システムのサーバーの弱さなど問題点も少々あるように感じます。

来年夏には同じ池袋にTOHOシネマズもオープンし参入します。私は定期券外なので現状は中々行く機会は中々ないでしょうけど、是非わざわざ池袋に行きたくなるような胸躍らせる映画の街になることを期待しています。

通常料金だけどリクライニングシートに座って鑑賞できる?!【TOHOシネマズ&109シネマズ】

たまにはリクライニングシートに座って快適に映画を鑑賞したいな・・・なんて思った人もいるのではないでしょうか。実はお得にリクライニングシートに座って鑑賞できる方法もあるんです。

 

 

TOHOシネマズ「プレミアスクリーン」

https://www.tohotheater.jp/theater/premier/images/index_img01.jpg

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TOHOシネマズには一部劇場に「プレミアスクリーン」と呼ばれる全席リクライニングシート(一部ペアシート)で構成されるスクリーンが導入されています。

www.tohotheater.jp

プレミアスクリーンが設置されている劇場(2021年9月現在)

 

「プレミアスクリーン」が導入された経緯とは?

ここからは少し歴史の話になりますが、TOHOシネマズは元々ヴァージンシネマズと呼ばれるイギリスの外資グループ「ヴァージン・グループ」日本法人のシネマコンプレックスブランドとして1999年に第1号店を開業させました。

そんな「ヴァージン・グループ」は航空業界でも轟かせていた企業のため

「映画館にも飛行機のファーストクラスのような座席があってもイイよね!」

的なノリで、実際にヴァージングループの飛行機で使用されていた全席リクライニングシートを完備(現在は取り換えているところも多い)の「プレミアスクリーン」が導入されたわけだそうです。

※その後2003年に東宝が「ヴァージンシネマズ」を買収し、「TOHOシネマズ」として改称し現在に至る。

当初はプレミアスクリーンだけにプレミア料金だった?

「プレミアスクリーン」と称するだけあって以前は鑑賞料金2400円(六本木ヒルズはワンドリンク付き3000円)と少々お高めでした。

しかしIMAX®」「MX4D」「ドルビーアトモス等といった特殊料金が必要となるスクリーンの導入も加速しているかつ、そのスクリーンに「プレミアラグジュアリーシート」「プレミアボックスシートと呼ばれるプレミア座席を導入する方針が進んだため最近開業した映画館では「プレミアスクリーン」を導入するということはなくなったかつ、改装で淘汰されつつあります。

実際に以前まで「プレミアスクリーン」として導入していたTOHOシネマズ川崎は改装でMX4Dの導入、府中・市川コルトンプラザ通常スクリーンに改装してキャパ増加を果たしています。

プレミアスクリーンの改装事例(過去にあったプレミアスクリーン一例)

※PS(プレミアスクリーン)

 

ってなわけで現在は通常料金でお得に観られる穴場スクリーンとして営業中!

「プレミアスクリーン」の導入されている映画館が近くにある方は出来るだけ早く観て大きいスクリーンで観るのも良いですが、少し待って観る予定の作品がプレミアスクリーンに充当されるのを待つのも良いかもしれませんね。

 

109シネマズ「エグゼクティブシート」

https://109cinemas.net/img/theatres/establishment/exective.jpg

https://109cinemas.net/img/theatres/establishment/exective.jpg

 

施設案内 - 109シネマズ川崎 | 109CINEMAS

 

109シネマズには「ムービル」、「4DX」シアターを除くほぼすべての映画館・スクリーンに「エグゼクティブシート」と呼ばれるワンランク上の座席が設置されています。

追加料金は+700円

「リクライニングシート」「ドリンクホルダー・荷物入れ」なども完備しているということもあり追加料金は+700円とやはりまぁ贅沢といえば贅沢な座席ではあります。

しかしちょっとした方法を使うことでお得にこの座席で観られるわけです。

「シネマポイントカード」会員になることで毎回追加料金なしで鑑賞可能に!

109シネマズのポイント会員サービス「シネマポイントカード」会員になることで、エグゼクティブシートが毎回追加料金なしで鑑賞できるようになります。

入会手数料は他社シネコンと比較しても1000円とお高めですが、年会費がかからないので持っておけばいつでもエグゼクティブシートを通常料金で鑑賞できるので、たまに見る程度でも十分お得なカードかと思います。

 

映画をお得に楽しんでみては?

いかがでしたでしょうか。「映画ってそもそもお高いうえに、ましてやリクライニングシートなんて・・・」と思ってた人も多いでしょう。でも意外とお得に観られる方法も結構ありますのでこういった楽しみ方もアリでしょうか?

やっぱ個性の強い映画館?「新宿ピカデリー」の過去10年の動員ランキング(その1/2017年)

日本最大級の映画の街・新宿に構えるシネマコンプレックスの1つである新宿ピカデリーですが、この映画館はSMT(松竹マルチプレックスシアターズ/松竹系)の劇場です。そんな新宿ピカデリーは今年で開業10周年を迎えるということで様々なキャンペーンを実施しています。

www.smt-cinema.com

 

そんなキャンペーンの一環で

新宿ピカデリー10年間のヒット作品の中からあなたのもう一度見たい作品を募集して投票の多かった作品を秋に上映!」

というのも兼ねて、新宿ピカデリーの過去10年の年次別動員ランキングトップ10が発表されたわけです。(新宿ピカデリー1Fにて掲載してありました)

しかしこれが全国的なランキングと比べると大分偏ってるんですよね。

 

 

 

2017年度 新宿ピカデリー年間動員ランキングトップ10

データの見方

「タイトル」(新ピカ動員数/日本国内興行収入/日本国内興収順位)

  1. 美女と野獣(99,158人/約124億円/17年度1位)
  2. スター・ウォーズ 最後のジェダイ(45,316人/約75億円/18年度のため未確定)
  3. 名探偵コナン から紅の恋歌(43,853人/約69億円/17年度4位)
  4. 8年越しの花嫁 奇跡の実話(43,193人/約28億円/18年度のため未確定)
  5. SING/シング(40,439人/約51億円/17年度7位)
  6. 銀魂(40,271人/約38億円/17年度13位)
  7. 劇場版 黒子のバスケ LAST GAME(39,750人/約11億円/17年度58位)
  8. パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(36,203人/約67億円/17年度5位)
  9. IT イット ”それ”が見えたら、終わり(33,719人/約22億円/17年度25位)
  10. モアナと伝説の海(33,204人/約51億円/17年度6位)

※興行収入は映連データを参考

 

「スター・ウォーズ・・・」「8年越し・・・」に関しては17年12月中旬公開のため2,3週間でこの動員というわけではないでしょうから恐らく

17年に公開した作品の動員ランキング

ということでしょうかね。

まぁ興行収入を考えれば妥当というものが勿論多いですが、疑問に思った作品もあるでしょう。今回は他とはちょっと特殊な作品を一部挙げていきます。

 

8年越しの花嫁は50億クラスが犇めく中堂々の4位に君臨。なぜ?

8年越しの花嫁 奇跡の実話

佐藤健×土屋太鳳が共演した実話を基としたいわゆる「余命モノ」作品。ヒットしたとはいえ興収28億ぐらいですし年間4位に入っちゃうの?!と思う人もいるかもしれませんがこれが新宿ピカデリーのちょっと特殊な事情でもあります。

 

こんなにも新宿ピカデリーで動員できた理由は簡単で

新宿エリアでは新ピカでしかやってないからです。

これはこの後紹介する作品にも言えることかもしれませんね。

例えば同じく17年公開・余命モノの作品で「8年越しの花嫁・・・」を上回る35億のヒットとなった「君の膵臓をたべたい」新宿ピカデリーでは年間動員トップ10にはランクインしなかった。というのもこの作品は東宝配給新宿ピカデリー以外にも「TOHOシネマズ新宿」「新宿バルト9」でも公開しており新宿エリアでも分散していたためです。一方の「8年越し・・・」は松竹配給で基本的に新宿ピカデリーでしか上映しないため集中するなどといった傾向もあるわけです。

 

黒子のバスケ・・・」は1つの劇場で興収全体の5~10%ぐらいを稼いでいる計算?

劇場版 黒子のバスケ LAST GAME

さらに驚くべきことは興行収入約11億円程度の劇場版 黒子のバスケ LAST GAMEがなんと7位にランキングしていることです。興行収入を考えると「8年越しの花嫁」以上の特殊っぷりです。何故7位にランクインできたかというと様々な要因がある。

  • 公開規模が小さいためもとより1つの劇場に集中する傾向が高い
  • 新宿ピカデリーはいわゆるチェーンマスターであるということ

これも相まって他の映画館では考えられない動員も出来たわけです。

 

どんどん過去にさかのぼっていこうかと思っていましたが意外とボリュームがあったのでこのあとはまたの機会にします。TOHOシネマズ新宿、新宿バルト9にもこのような動員ランキングがあったら大分映画館によって変わりそうですし見てみたいですね。

「映画館」のポイントカードってどこが一番良いの?【その1(TOHOシネマズ/シネマイレージカード篇】

「映画はぼちぼち観るのでポイントカード作ってみようかな?でもどこのポイントカードがお得なの?」

・・・と思う人もいるのでは?今回は何社かのポイントカードを併用して利用している私が用途に応じておすすめの使い方を何回かにわたって紹介していきたいと思います。

 

TOHOシネマズ「シネマイレージカード」

f:id:rozettax:20180701101330j:plain

https://www.tohotheater.jp/cinemileage/

大手シネコン・TOHOシネマズのポイント会員カード「シネマイレージ」カードですが、個人的に言わせてもらうとかなり映画上級者向けのカードではあるかなとは思います。

シネマイレージカードの特典

  1. 6回鑑賞で1回無料
  2. 毎週火曜は通常料金1400円で鑑賞可能
  3. マイル(後述)を貯めて様々なものと引き換え可能
1.6回鑑賞で1回無料(ポイント鑑賞)

1回有料鑑賞するごとに1ポイントが貯まっていきます。この調子で6回鑑賞すると6ポイント貯まり6ポイントと引き換えに1回無料で鑑賞できるクーポンと交換できます。

このサービスを行っているシネコンは多いのですがTOHOシネマズが他社と一味違うところは

IMAXや4Dといった特殊上映もポイント鑑賞可能

なことです。他社だと通常上映しかタダ券クーポンが対応していない(IMAX/4D上映をポイント鑑賞で観ることはできない)ところが多いのです。とはいえ特に「IMAX」「4D」上映で観る習慣がない人にしてみれば関係がない話ではありますね。

 

2.毎週火曜日は通常料金1400円で鑑賞可能

毎週火曜日は「シネマイレージデイ」としており、シネマイレージ会員は通常料金1400円で鑑賞することが可能です。(3Dなどに関しては別途追加料金が必要)

また閑散期を中心に「シネマイレージウィーク」というシネマイレージ会員のみ1週間1100円で鑑賞可能な週が設けられることもあります。

 

3.マイルを貯めて様々なものと交換が可能

TOHOシネマズは前身の関係(後述)もあり航空会社のような「マイル」制度を設けています。

マイルとは観た映画の分数を表しており例えば120分(TOHOシネマズの各劇場作品スケジュールに記載されている分数)の映画を観たなら

「120ptのマイルが付与される」

という仕組みです。

そしてこのマイルを貯めて交換できるものは以下の通りです。

www.tohotheater.jpほとんどの人が6000ptまで貯めて「1ヶ月フリーパスポート」というものと交換することを目指して貯めまくります。

これは何かというとその名の通り発行日から1か月間「タダで鑑賞し放題」という夢のようなパスポートなわけです。(3Dなど追加料金がかかるものに関しては差額を払えば鑑賞可能)

※6000ptで交換した場合は「六本木ヒルズ」を除く劇場のみで使用可能。9000ptで交換した場合は「六本木ヒルズ」でも使用可能

その他いろいろ制約もありますので簡単に重要な点だけまとめておくと

  1. 特別作品等では使用不可
  2. 当日しか座席予約できない

といった面倒な点も少々ありますがそれを抜いてもとても貯め甲斐のある特典です。

 

利用者からは「サービス改悪」と既に暗雲立ち込める?

なおそんな「シネマイレージ」は2018年10月15日よりサービスが変更となる。そのサービスが改善ではなく改悪だと利用者からの意見は少なくもない。

2018年10月15日(月)より シネマイレージサービス 一部変更のお知らせ || TOHOシネマズ

  1. 鑑賞ポイントが無期限→2年間となる
  2. 「ポイント鑑賞」「フリーパス」を1回の上映で利用できる座席数を設ける
  3. シネマイレージ会員は通常よりも3時間早く予約可能となる

簡単に言うと利用者にメリットがあるのは3のみとなる。他は正直に言えば改悪と言われても仕方はないかもしれませんね。

 

余談:TOHOシネマズの前身は?

現在でこそ名前の通り大手配給会社・東宝系列のシネマコンプレックスとなっていますが、今から約20年前はヴァージンシネマズと呼ばれるイギリスの多国籍企業、いわゆる外資”ヴァージン”グループシネマコンプレックスでした。(このシネマコンプレックス東宝が買収)

そんなヴァージングループは航空会社も経営している巨大グループでもあったため、そんなノウハウを生かして映画館のサービスにも「マイル」「プレミアスクリーン(飛行機のファーストクラスをイメージ)」といった航空会社さながらのサービスも展開していました。

要するにTOHOシネマズのサービスというよりも前身の「ヴァージングシネマズ」のサービスを継承している感じではあります。

ポイント鑑賞や1か月間フリーパスポートに座席数上限を設けるなどしているあたり、本当はこのサービスも渋々行っているとも考えられるかもしれませんね。

 

まとめ

  1. 特殊上映も含めてポイント鑑賞が可能
  2. 会員は毎週火曜日は1400円で鑑賞可能
  3. 閑散期を中心に会員限定で1100円で観られる週が設けられる場合あり
  4. マイルを6000ptを貯めることで「1か月間フリーパスポート」に交換可

特に4はこのTOHOシネマズ「シネマイレージ」の目玉と言える特典ですが、他者と比較すると普段利用時の還元が少ないためそこまで映画を観ない人にしてみればあまり恩恵の無い会員サービスともいえます。

 

次回は。

次回はSMT(MOVIX、新宿ピカデリー、神戸国際松竹)など松竹マルチプレックスシアターズの会員サービス「SMT Members」について紹介していきます。