映画好きの気まぐれ日記

映画館について気分で色々書いてます。連日更新もあれば全く更新しない時期がありますのでご承知おきを。

「自殺の名所」というイメージを払拭できる?「南北自由通路」開通でJR新小岩駅のイメージが変わる。

私の最寄り駅でもあるJR新小岩駅ですが、6月24日(日)より自転車も含めて自由に通行できる「南北自由通路」が暫定使用開始となりました。

f:id:rozettax:20180624211005p:plain

https://home.katsushika.kokosil.net/ja/archives/12141

 

今までの新小岩駅は周辺の駅よりさまざまな面で劣っていた?

並行する総武快速線が止まるので十分優れてるじゃん?と思った人も多いかもしれませんがぶっちゃけ優れているのはそれぐらいだと私は正直思いました。

バリアフリー化への対応は最も遅かった?

新小岩駅総武快速線停車駅で1日14万人が利用する駅にもかかわらずエレベーターが設置されていない駅でもありました。ましてやこの南北自由通路整備のための改良工事の際には快速ホームにエスカレーターすら一切なかった時期もあったわけです。

現在は改良工事による整備でエスカレーター、エレベーターも完備されて障害のある方でもあまり不自由ない駅となったわけですがスゴイ駅だったなーと思います。

 

トイレはどうなる?

f:id:rozettax:20180624212454j:plain

http://building-pc.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2015/04/01/tokyoshinkoiwa15041.jpg

そういやあのトイレはどうなるんだ?と気になってしまったのでこちらも詳しく調べるとそもそも南口の駅舎が解体されるためトイレも1番線の真下に新設される予定のようですね。正直よかったー。

というのも、あのトイレはリニューアルは少々されているものの水圧弱すぎてちゃんと流れてないこともしばしば。本当にお腹がつらいときは気にしてはいられませんでしたが見てがっかりすることもよくありました。

 

実は沿線では新小岩駅だけ駅ビルがない。

葛飾区の公式Twitterをみるとこんな気になるツイートも。

地味に駅ビルについても触れられているのです。というのも沿線周辺では駅ビルが設けられていないのは新小岩駅のみ。(もともと旬鮮館という食品を主に扱う駅ビル?みたいな店舗もありましたが改良工事に伴い閉店)

新小岩駅周辺の駅ビルの有無

隣の平井駅でさえも小規模ながら今年に入って駅改良工事と共に駅ビルが新設されました。これで周辺の駅で駅ビルが設けられていないのは新小岩駅のみとなりました。

「ルミエール商店街があるのだから良いじゃない」と思う人もいるかもしれませんが正直物足りへんなーと思ってしまう我が北口民。それと自由通路が開通したとはいえやはり逆方向へ行くのが面倒というのも事実。

妄想でしかありませんが現在の南口駅舎を解体した用地で「アトレ亀戸」「シャポー小岩」レベルの駅ビルが出来ると良いなーとは思ってしまいます。文房具店をはじめ雑貨や沿線にはないユニクロ・GUみたいな店があっても良いとは思いますけどね。

 

そういえばホームドア設置の話は何処へ?(6月30日追記)

・・・と思った人もいるかもしれませんが、10月下旬今年度中(~19年3月)までに快速ホームに設置されるようです。

trafficnews.jp

そもそも設置されるようになった理由は。

JR東日本として東京大都市圏を中心に数年かけてほぼすべての路線でホームドア設置を計画していますが、現在は沿線での一切ホームドアの設置は明確に予定されていません。そんななか新小岩駅のみに明確な理由として設置されることとなった理由は「人身事故の多さ」がポイントとなります。

 

というのも新小岩駅は、かのWikipediaでは「自殺の名所」として認定されてしてしまったほど人身事故の発生率が高いのです。この事もあってホームドア設置が葛飾区はもちろん、周辺の自治体議会にまで設置要望書が出ていたとのことです。

とはいえ高額なホームドア設置費用を出すのは葛飾区ではなくあくまでJR東日本。いくら人身事故が多いとは言え山手線内の駅ほど乗員客数が多いというわけでもなかったため渋ってしまうのも当然です。

また山手線や他の私鉄のようにホームドア設置が出来ないのもJR東日本が渋る理由でもあります。というのも成田エクスプレス」はじめドア数の違う列車も通るためです。これによってただ他の駅のようにホームドア設置をするというわけにもいかないわけです。

結局「南北自由通路」新設工事と合わせてホームドア設置も決まったわけですね。通る列車のドア数が各々違うなど複雑な環境の中、ホームドアがどのように設置されるのかが鉄道好きでもある私としては気になるところですね。

 

ってなわけで大分印象が変わった新小岩駅となりましたが。

改札の数が増えたわけではないので、改札周辺は朝の通勤ラッシュ時には酷い混雑となりそうです。また階段の数も減っているので1つの階段に集中しそうなので大丈夫なのか?と思う問題点もありますがかなり印象が変わるでしょう。

新たな商業施設が出来ればルミエール商店街のダメージも少なくはないでしょうが共存共栄でより良い便利な街になってくれればなと思うばかりです。

 

1年後の現在を綴った追記はこちら・・・(2019年4月13日)

rozettax.hatenablog.com

TOHOシネマズ新宿が「空飛ぶタイヤ」を上映することは新たな進展への一歩である。

私の行きつけの映画館でもある新宿の映画館「TOHOシネマズ新宿」ですが、実は2018年6月15日(金)に新たな進展への一歩ともいえるイベントが起きた。それが「空飛ぶタイヤ」をこのTOHOシネマズ新宿で上映するということなんです。

f:id:rozettax:20180617144739j:plain

(出典:新宿東宝ビル - Wikipedia

 

何が大ニュースなのか?

TOHOシネマズが空飛ぶタイヤを流して何がおかしい?と普通の人は思うでしょう。しかしこの劇場はちょっと特殊で他の映画館とは事情がちょっと異なる。というのも空飛ぶタイヤを配給する「松竹」の配給作品を開業以来、一切上映したことがなかったためです。(大阪で例えるならTOHOシネマズ梅田で松竹、東映配給作品を流すようなもの)

シネマスクエア vol.101 [長瀬智也×ディーン・フジオカ×高橋一生『空飛ぶタイヤ』] (HINODE MOOK 513)

空飛ぶタイヤのフライヤーがなかった・・・)

 

新宿エリアでの松竹配給作品は原則「新宿ピカデリー」のみでの上映だった。

新宿には邦画御三家と一部で呼ばれる東宝「松竹」東映の系列が運営するシネマコンプレックスTOHOシネマズ新宿新宿ピカデリー新宿バルト9とそれぞれ存在する。そのため基本的に東宝配給作品を除いて松竹、東映作品に関してはそれぞれの系列シネコンのみで上映という形をとっている。

 

東映配給作品は原則として新宿エリアでは東映系の「新宿バルト9」のみでの上映となる。ただしTOHOシネマズ新宿でも「相棒ー劇場版Ⅳー 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」「探偵はBARにいる3」を上映する特例もあるため必ずしも東映作品を流さないというわけではない。

 

一方の松竹配給作品も原則として新宿エリアでは松竹系の「新宿ピカデリー」のみでの上映となる。長らく新宿ピカデリーのみでの上映となったわけだが、今回の「空飛ぶタイヤ」がTOHOシネマズ新宿でも上映されることとなり松竹配給作品が初の解禁となったわけです。

 

なおTOHOシネマズは稀に「松竹」「東映」配給作品も流したりと柔軟に行っているが、松竹系の新宿ピカデリー東映配給作品を、また東映系の新宿バルト9が松竹配給作品を上映することは開業してどちらも10年近く経過しますが実現には至ってない。

 

世間的には大した話ではないが・・・

ってなわけで世間的には心底どーでもいい話なわけですが、新宿のシネコン事情を考えるとTOHOシネマズ新宿で松竹作品を流すということはかなり大きなニュースと言えるわけですね。

 

今思えば大阪市内の映画館のような厳密にブロックブッキング制度*1がないため柔軟に他社系列の配給作品も流そうと思えば流せるんでしょうけどね。