映画好きの気まぐれ日記

映画館について気分で色々書いてます。連日更新もあれば全く更新しない時期がありますのでご承知おきを。

「映画館」のポイントカードってどこが一番良いの?【その1(TOHOシネマズ/シネマイレージカード篇】

「映画はぼちぼち観るのでポイントカード作ってみようかな?でもどこのポイントカードがお得なの?」

・・・と思う人もいるのでは?今回は何社かのポイントカードを併用して利用している私が用途に応じておすすめの使い方を何回かにわたって紹介していきたいと思います。

 

TOHOシネマズ「シネマイレージカード」

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https://www.tohotheater.jp/cinemileage/

大手シネコン・TOHOシネマズのポイント会員カード「シネマイレージ」カードですが、個人的に言わせてもらうとかなり映画上級者向けのカードではあるかなとは思います。

シネマイレージカードの特典

  1. 6回鑑賞で1回無料
  2. 毎週火曜は通常料金1400円で鑑賞可能
  3. マイル(後述)を貯めて様々なものと引き換え可能
1.6回鑑賞で1回無料(ポイント鑑賞)

1回有料鑑賞するごとに1ポイントが貯まっていきます。この調子で6回鑑賞すると6ポイント貯まり6ポイントと引き換えに1回無料で鑑賞できるクーポンと交換できます。

このサービスを行っているシネコンは多いのですがTOHOシネマズが他社と一味違うところは

IMAXや4Dといった特殊上映もポイント鑑賞可能

なことです。他社だと通常上映しかタダ券クーポンが対応していない(IMAX/4D上映をポイント鑑賞で観ることはできない)ところが多いのです。とはいえ特に「IMAX」「4D」上映で観る習慣がない人にしてみれば関係がない話ではありますね。

 

2.毎週火曜日は通常料金1400円で鑑賞可能

毎週火曜日は「シネマイレージデイ」としており、シネマイレージ会員は通常料金1400円で鑑賞することが可能です。(3Dなどに関しては別途追加料金が必要)

また閑散期を中心に「シネマイレージウィーク」というシネマイレージ会員のみ1週間1100円で鑑賞可能な週が設けられることもあります。

 

3.マイルを貯めて様々なものと交換が可能

TOHOシネマズは前身の関係(後述)もあり航空会社のような「マイル」制度を設けています。

マイルとは観た映画の分数を表しており例えば120分(TOHOシネマズの各劇場作品スケジュールに記載されている分数)の映画を観たなら

「120ptのマイルが付与される」

という仕組みです。

そしてこのマイルを貯めて交換できるものは以下の通りです。

www.tohotheater.jpほとんどの人が6000ptまで貯めて「1ヶ月フリーパスポート」というものと交換することを目指して貯めまくります。

これは何かというとその名の通り発行日から1か月間「タダで鑑賞し放題」という夢のようなパスポートなわけです。(3Dなど追加料金がかかるものに関しては差額を払えば鑑賞可能)

※6000ptで交換した場合は「六本木ヒルズ」を除く劇場のみで使用可能。9000ptで交換した場合は「六本木ヒルズ」でも使用可能

その他いろいろ制約もありますので簡単に重要な点だけまとめておくと

  1. 特別作品等では使用不可
  2. 当日しか座席予約できない

といった面倒な点も少々ありますがそれを抜いてもとても貯め甲斐のある特典です。

 

利用者からは「サービス改悪」と既に暗雲立ち込める?

なおそんな「シネマイレージ」は2018年10月15日よりサービスが変更となる。そのサービスが改善ではなく改悪だと利用者からの意見は少なくもない。

2018年10月15日(月)より シネマイレージサービス 一部変更のお知らせ || TOHOシネマズ

  1. 鑑賞ポイントが無期限→2年間となる
  2. 「ポイント鑑賞」「フリーパス」を1回の上映で利用できる座席数を設ける
  3. シネマイレージ会員は通常よりも3時間早く予約可能となる

簡単に言うと利用者にメリットがあるのは3のみとなる。他は正直に言えば改悪と言われても仕方はないかもしれませんね。

 

余談:TOHOシネマズの前身は?

現在でこそ名前の通り大手配給会社・東宝系列のシネマコンプレックスとなっていますが、今から約20年前はヴァージンシネマズと呼ばれるイギリスの多国籍企業、いわゆる外資”ヴァージン”グループシネマコンプレックスでした。(このシネマコンプレックス東宝が買収)

そんなヴァージングループは航空会社も経営している巨大グループでもあったため、そんなノウハウを生かして映画館のサービスにも「マイル」「プレミアスクリーン(飛行機のファーストクラスをイメージ)」といった航空会社さながらのサービスも展開していました。

要するにTOHOシネマズのサービスというよりも前身の「ヴァージングシネマズ」のサービスを継承している感じではあります。

ポイント鑑賞や1か月間フリーパスポートに座席数上限を設けるなどしているあたり、本当はこのサービスも渋々行っているとも考えられるかもしれませんね。

 

まとめ

  1. 特殊上映も含めてポイント鑑賞が可能
  2. 会員は毎週火曜日は1400円で鑑賞可能
  3. 閑散期を中心に会員限定で1100円で観られる週が設けられる場合あり
  4. マイルを6000ptを貯めることで「1か月間フリーパスポート」に交換可

特に4はこのTOHOシネマズ「シネマイレージ」の目玉と言える特典ですが、他者と比較すると普段利用時の還元が少ないためそこまで映画を観ない人にしてみればあまり恩恵の無い会員サービスともいえます。

 

次回は。

次回はSMT(MOVIX、新宿ピカデリー、神戸国際松竹)など松竹マルチプレックスシアターズの会員サービス「SMT Members」について紹介していきます。