前回に引き続き「鬼滅の刃」ネタで便乗させてもらいますよ~。実は筆者は昨月サービス終了した某まとめサイトでも色々映画関連でやっていたのですが、今回は個人的に音響重視でおススメできる映画館を紹介していきたいと思います。(筆者は関東在住なので実際に行ったりしている首都圏中心に紹介していきます)
- 1)「IMAX」デジタルシアター【109シネマズ/TOHOシネマズなど全国に導入】
- 2)轟音シアター【TOHOシネマズ池袋/TOHOシネマズ立川立飛】
- 3)爆音・極爆上映【立川シネマシティ】
- 4)LIVE ZOUND【川崎チネチッタ/SC8】
- 5)MOVIXさいたま【シアター12】
- 6)プレミアムシアター【TOHOシネマズ日比谷/池袋/立川立飛など】
- まとめ
1)「IMAX」デジタルシアター【109シネマズ/TOHOシネマズなど全国に導入】
邦画作品としては数少ない「IMAX」対応作品となりました。アニプレックスと共に共同配給を行う東宝の本気さが伺えますね。
この作品の場合は当初からIMAXフィルムで撮影されたものではないので「DMR」(リマスター)化されたものとなりますね。
「IMAX」の魅力は?
追加料金は400~700円と少々値は張りますが、なんといってもの違いは「明るく鮮明なスクリーン」「パワフルかつクリアサウンド」であるという点です。
”ufotable”制作アニメとしては初のIMAX対応作品となりますが、作画の美しさとバトルシーンの音響は必見と言っても過言ではなさそうですね。私もテレビアニメから絶賛復習中ですが是非IMAXで鑑賞してみたいですねぇ。
2)轟音シアター【TOHOシネマズ池袋/TOHOシネマズ立川立飛】
国内最大手シネコンチェーン「TOHOシネマズ」が音響に拘る独立系シネコンとしてコアなファンに愛されている”立川○ネマシティ”や”川崎○ネチッタ”(後述)に喧嘩を売ったといっても過言ではない、大音量だけど不快には感じない極限まで音量を上げた上映システムです。
轟音上映とは具体的にどういう上映システムなの?
TOHOシネマズ池袋のからの施設紹介からの引用となりますが「アイソバリック方式(通常のサブウーファーの1.5~2.0倍のパワーを発揮する)」を用いた上映システムとなっています。もっとかみ砕いて説明するとサブウーファーとは低音メインのスピーカーなのですがこれのパワーが倍近くになっているため、重低音が身体に響く新体感型の上映システムなのです。
ufotable作品向けの上映システムだと筆者は思う
私も初物好きですのでTOHOシネマズ池袋にこの設備が導入されたということで鬼滅と同じくufotable作品であった「Fate/Stay night Heaven's Feel Ⅲ」で体感してきましたがバトルシーンがとにかくスゴい。私は原作であるゲームもテレビアニメも観てないので当然ストーリーに関してはほとんど理解していないのですがこの作画とサウンドを体感出来ただけでも十分満足。
まだテレビアニメもほぼ未視聴者なのでリピートに至るかは分からないですが、この轟音上映についても鬼滅に期待したいですね。
3)爆音・極爆上映【立川シネマシティ】
立川シネマシティは映画好きなら行ったことないにしても名前は一度は聞いたことがあるであろうといっても過言ではない、音響に拘った東京・立川の独立系シネコンであります。地元の人にはもちろん全国の音響マニアからも愛される映画館です。
追加料金なしでここまで手間をかける?!全国のマニアに愛されるワケ。
こちらの立川シネマシティではなんといってものウリと言えるのが、この映画館が音響設備に拘っているというのはもちろんベテラン音響家によって作品ごとにチューニングしているという手間の加わった行程を観客のために行っているということです。しかもIMAXのような追加料金も徴収していないというのだから凄い。
ちなみに上記にも記載した通り「極爆(極上爆音)上映」「極音(極上音響)上映」という2種類がありますが、鬼滅は後者での上映方式となっています。
4)LIVE ZOUND【川崎チネチッタ/SC8】
川崎チネチッタも立川シネマシティ同様に音響に拘った独立系シネコンとなっており、全国のマニアに愛されている映画館となっています。特にスクリーン8は「LIVE ZOUND」と呼ばれる全国屈指のこだわりシアターなのです。
匂いの演出もあり4D?!映画に没入するための要素の手入れっぷりがハンパない。
こちらも立川同様に「クラブチッタ」と呼ばれる有名アーティストのライブやコンサートにも携わる音楽のプロ集団がこだわりの音響設備を用いて作品ごとにチューニングしているという手間の加わった贅沢な上映システムとなっています。
スピーカーやアンプもこだわっています(ここでは細かい話になるので割愛します)が、驚くことに香りまで演出しているのです。このようにこだわりぬかれた音響や演出が全国のマニアに愛される理由なのでしょう。
また昨年には”RGB4Kレーザープロジェクター”が導入されたことで映像においても文句なしのより鮮明なスクリーンで鑑賞することが可能となっています。
「LIVE ZOUND」には3種類の上映方式がある
調和を重視した「harmonics(ハーモニクス)」、迫力を重視した「hard core(ハードコア)」、そして迫力と調和を兼ね備えた「hybrid(ハイブリッド)」の3種類の上映方式があります。
鬼滅では最後の「hybrid」方式で上映されます。
5)MOVIXさいたま【シアター12】
MOVIXさいたまはSMT系ではナンバー2かつ全国有数の観客動員を誇る映画館です。埼玉県をただひたすらディスったヒット映画「翔んで埼玉」はホームグラウンドということもあり東京都の映画館を凌いで全国ナンバーワンの観客動員となりました。
そんなこの映画館もHPリニューアルで全く関連する情報が無くなってしまいましたが、世界で唯一無二の音響を備えるスクリーンがあるってご存知でしたか?
JBL社による世界で唯一のカスタムメイドスピーカーを採用!
ここで私がちんたら説明するのもいいですが音響関連に詳しいブロガーさんの記事がありましたので興味がある方はこちらを参考ください。
6)プレミアムシアター【TOHOシネマズ日比谷/池袋/立川立飛など】
「プレミアムシアター」とは最近オープンしたTOHOシネマズに導入されている独自のフラッグシップシアターです。(上記3館に加えて熊本サクラマチにも導入されていますが少し仕様が違いますので今回は割愛します)
コンサートホールにも用いられるスピーカーを映画館用に最適化
簡潔に言うとミュージカル映画など音楽系の作品に強い音響設備かなという印象を受けますね。サラウンド感が強めともいえますかね。
私も「ボヘミアン・ラプソディ」はじめ屡々このスクリーンで観ていますが、IMAXと比較してもそこまで遜色なく通常料金でこの音響設備が体感できるとは中々贅沢だなと感じました。
ちなみに立川立飛は「LOVE PSYCHEDELICO」NAOKI氏が音響監修を担当
「LOVE PSYCHEDELICO」といえば私は絶対零度や昼顔のイメージが強いですねぇ。
それはさておき立川立飛の「轟音シアター(スクリーン5)」と「プレミアムシアター(スクリーン7)」の2つのスクリーンにおいてNAOKIさんが音響監修を担当しています。具体的に何をされたかというと、スクリーン内にある無数にあるスピーカーは客席まで届く距離のずれから音の遅延が発生してしまうのですがこれを解消することを実現させたようです。測定器よりも正確な耳をお持ちの凄い方のようですね。
まとめ
ってなわけで首都圏の主要な音響自慢の映画館を紹介していきました。ただ観るのも良いですがせっかく作画や音響に拘っている作品ですので、音響の違いを楽しむために何回か比較がてら観てみるというのも面白いかもしれませんね。
次回はデートなどにも最適な映画館を紹介していこうかなと思っていますので興味を持たれた方は観ていただければと思います。