映画好きの気まぐれ日記

気分で書いてるので、連日更新もあれば全く更新しない時期がありますのでご承知おきを。

天下の「ディズニーアニメ」なのに?主要大手シネコンで一切上映されないワケ。

今月5日より公開された映画「ラーヤと龍の王国」が現在上映中だ。この作品はディズニーが手掛けるアニメーション作品です。

従来の映画とは異なり劇場公開される一方で「Disney+(ディズニープラス)」でも同時配信されるという異例の措置が取られています。

https://eiga.k-img.com/images/movie/91945/photo/99373037c9f18b2f.jpg?1613462987

 

 

劇場公開は良いけど・・・、人によっては近くでやってるところがない?

この作品は全国241館(Filmarksより)で上映されており、ほぼ全てのシネコンで上映されている映画ドラえもん等が380館弱で上映していることを考えるとかなり大規模とも言い難いですが小規模でもないでしょう。上映劇場は以下のサイトの通り。

www.disney.co.jp

 

しかし上記のサイトを参照してもらえれば分かると思いますが何か違和感を感じませんか?

実は大手シネコンチェーン「TOHOシネマズ(東宝系)」「MOVIX(松竹マルチプレックスシアターズ)」「ティ・ジョイ東映系)」「109シネマズ(東急系)」系列での上映が一切ないのです。

その一方でその他主要シネコンチェーンだとイオンシネマ」「ユナイテッド・シネマ」「シネマサンシャイン」「コロナワールドでは逆に全館で上映されているため、会社によって方針がかなりクッキリ分かれていると言えるでしょう。

 

都市部ではミニシアターと呼ばれる映画館で上映されるという異例のケースも?

奇しくも一切上映していないシネコンチェーンに限って都心部にも比較的出店している系列が多いためエリアによっては意外な映画館でディズニー作品を流すという事例も起こっている。

代表例としては新宿エリアでは本来ミニシアター系作品を取り扱う「シネマカリテ」のみで上映している。というのもこのエリアのシネコン「TOHOシネマズ」「新宿ピカデリー(SMT)」「新宿バルト9(TJOY)」が上映していないためである。

他にも渋谷では同様にミニシアター系中心で取り扱う「シネクイント」で上映していたり、そもそも23区東部のシネコンはほぼ全滅であったりとかなり不思議なことになっています。

 

なぜ「TOHOシネマズ」筆頭に系列によって上映が一切されないのか?

これにはディズニー系の配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の存在が大きく関係してきます。

 

このコロナ禍もあってディズニーは「配信」中心に展開中

ディズニーは言うまでもなくワールドワイドな企業です。日本では現在も多少の不自由があるとはいえ映画館も今では普通に営業していますが、世界最大の映画市場であるアメリカをはじめ世界的には現在も都市部を中心に映画館が多数閉鎖されている国もあります。

そんな映画業界復活の兆しが見えないアメリカ等の映画市場を鑑みて、ディズニーは劇場公開を取りやめて独自の配信サービス「Disney+」での配信公開へと舵を切り始めています。そしてそのサービスが米国中心に世界的にも成功しています。

 

 

「ムーラン」「ソウルフル・ワールド」での一件が決定打?

配信と同時で劇場公開するなら普通に映画館でも公開すればいいじゃない?と思う人もいるでしょうが、ディズニーは過去にも各シネコンチェーンに対して結構エグい塩対応をしていたりと本格的な関係悪化になりかねないような前科がある。

 

「ムーラン」は散々映画館で宣伝させた挙句、最終的に劇場公開スルーに。

「ムーラン(実写版)」は元々2020年4月17日に公開すると公表されていましたがコロナの影響もあって同年5月22日→9月4日公開と徐々に延期していき、最終的には劇場公開はせず「Disney+」での配信にするということになりました。

1回目の緊急事態宣言もあって約2か月間休業していたとはいえ、1年間弱にわたって映画館でムーランの宣伝をしたにもかかわらず最終的には上映すらさせてもらえなかったとなればシネコンとしてもいろいろ言いたい部分はあるでしょう。悪く言えば完全に利用されたわけですからね・・・。

 

「ソウルフル・ワールド」も同様に最終的には配信スルーに・・・。

この作品もムーラン同様に元々は2020年12月11日に劇場公開される予定だった作品です。こちらも配信スルーされるという決定がされるまでは映画館で結構宣伝していたように感じましたので、またディズニーに利用されてしまったという感じも否定できないでしょう。

 

ついに「ラーヤ」で大手シネコンからボイコットされた・・・?

長きにわたって宣伝したにもかかわらず、最終的には劇場公開せずに配信スルーされるというある種「裏切り」ともいえる行為をディズニーから2回された各社シネコン

今回の「ラーヤと龍の王国」では配信と同時に劇場公開するという措置となりましたが、そんな今までの前科もあってか「TOHOシネマズ」筆頭に大手シネコンチェーンが各社降りている。公開直後の客入りは国内最大手のTOHOやSMTが降りた影響は結構大きかったのかディズニー作品にしてはあまり芳しくないように感じます。

まぁ言い方は悪いですが”自業自得”と言っても仕方はない部分はあるでしょう(ディズニーは何とも思ってないかもしれませんが・・・)

 

※2021年7月追記

突然閲覧数が伸びてたので今更ではありますが補足情報です。

ディズニーが勧めている同時配信については全興連(日本の映画館組合みたいなもん)「今まで通り劇場公開しないのであれば上映しない」という旨をディズニーに伝達しています。ただし映画館側は絶対従わないといけないわけではないので、TOHOシネマズ等のように同時配信する作品については上映しないと決めたシネコンチェーン、イオンシネマのように上映を決断しているシネコンチェーンもあるという感じです。(その割に全興連会長・佐々木氏が社長を務める”シネマサンシャイン”は普通にディズニー作品上映していたりするんだが...)

すなわちディズニーが同時配信すらやらなければTOHOシネマズ等でも再びディズニー作品をやる日も近いのではないかと思います。

ディズニーと映画館事情は以下の記事がほぼ書いてくださっているので詳しく知りたい方は参照ください。

eiga.com

 

今後のディズニー作品の行方は・・・

とはいえディズニー公開作品がもう一切劇場公開されないわけでもなく、直近だと「ブラック・ウィドウ(4月29日公開)」があります。こちらに関してはラーヤの上映は見送ったTOHOシネマズ、SMT、TJOYでも一応上映予定として掲載されていますが、今後のディズニーの方針次第ではまたしても劇場公開を本当にするかは正直怪しいかなとも感じます。

そして今回のラーヤの成績を受けてディズニーは日本国内での劇場公開を存続していくのか、はたまた配信への移行加速していきシネコンと決別していく方針を取るのか、どちらに舵を切っていくのかは気になるところではあります。