映画館の会員って年に何回も観ないと元が取れないのでは...?と思う人も多いでしょう。でも実は意外と年に数回見れば十分に元が取れる会員サービスが結構多いです。さらに加入費のみで年会費が一切かからない半永久的に使用できるものもあります。
今回の第一弾はTOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ、松竹マルチプレックスシアターズを取り上げ、第二弾で109シネマズ、シネマサンシャイン+αを取り上げていきます。(下記参照)
- TOHOシネマズ「シネマイレージ」
- ユナイテッド・シネマ「CLUB SPICE」
- 松竹マルチプレックスシアターズ「SMT Members」
- 109シネマズ「シネマポイントカード」
- シネマサンシャイン「シネマサンシャインリワード」
- イオンシネマ「ワタシアター」
- ティ・ジョイ「KINEZO(キネゾー)」
1)TOHOシネマズ「シネマイレージ」
引用:東京・日比谷に「映画の宮殿」がオープン 人の流れが変わる?!(1/3ページ) - 産経ニュース (sankei.com)
一般おすすめ度:★★★☆☆
国内最大手シネコンチェーン『TOHOシネマズ』会員サービスです。昔は他とは違う1か月フリーパスみたいなのもありましたが現在は廃止されており、ベーシックな会員サービスといってもいいでしょうかね。
なんと言ってもの強みは大都市圏のサイト数の多さでしょうね。私の知人もそこそこ映画を見るようですが「シネマイレージ」しか持ってないので強制的にTOHOシネマズで一緒に観ることになるのも屡々でした。
サービス内容
加入費:500円/更新費:300円
(ただしクレジットカード機能なしの場合、クレカ機能付きを選んだ場合ともに無料)
- 毎週火曜日は一般料金1,200円で鑑賞可能(シネマイレージデイ)
- 6回鑑賞で1回鑑賞無料(※1回有料鑑賞=1pt=6ptで無料鑑賞に交換可能)
- 上記ポイントとは別に”マイル”で様々なものに交換可能(※有料鑑賞した作品の分数=1マイル)
※「IMAX」「MX4D」など特殊上映回で観る場合は追加料金が必要。
メリット
- 条件次第では平日のうち週3が割引適応に。
- 実は特殊上映を無料鑑賞利用で鑑賞できるチェーンは少ない。
TOHOシネマズは火曜の会員割引デーに加えて、毎週水曜日の誰でも1,200円で観られる『TOHOウェンズデイ』と、毎週月曜日のauスマートパス会員向けの『auマンデイ』(大人1,100円/学生以下900円)があるので土日にこだわらなければ大分お得に観られる機会が増えたと思います。
またポイント鑑賞を利用(+追加料金)して特殊上映回を見られるのも、実は有能だったりします。109シネマズは特殊上映回のポイント鑑賞は適応してないんですよねえ、109には私の場合だと大体IMAXなど目当てではるばる遠方から観に行くことが多いのでポイントだけが溜まっていく一方なんですよね...。2023年春完成予定の109シネマズ新宿(仮称)に期待です。
デメリット
- マイルが事実上あまり意味をなしていない。
- 年1回の更新費がある。
マイルは例えば本編120分の作品を有料鑑賞したら120マイル貯まるという制度のポイントです。以前は『1か月フリーパスポート』という1か月間、特別料金でない作品を1か月間見放題という夢のような特典がありました。これが廃止となってしまってからはあまり意味をなしていない状態なのが残念ですね。一応作品の非売品グッズが当たる抽選に応募出来たり、ポップコーンに引き換えることが出来たりはしますが、個人的には今ひとつ現在のマイル制度に魅力を感じられないですね。
2つ目はTOHOシネマズに限らないのですが、年会費が300円かかることですね。ただ1回火曜のサービスデーを利用して鑑賞、年に6回以上鑑賞すればそれだけで元が取れますので価値観の問題ではあるでしょうが。
総評
シネマイレージは現在は良くも悪くもベーシックなサービスとはなってはいますがなんだかんだ劇場へのアクセス性の高さもあり、個人的にもTOHOシネマズ利用が最も多く一番御用達の会員サービスです。
2)ユナイテッド・シネマ「クラブスパイス」
引用:寝ないように気をつけて!東京都内のくつろぎすぎちゃう映画館7選 | RETRIP[リトリップ] (rtrp.jp)
一般おすすめ度:★★★★☆
ユナイテッド・シネマはTOHOシネマズに比べると個人的には行きづらい立地ばかりで全く行かないので現在は更新やめてしまったのですが、サービスの使い勝手は良いと思います。近くにできたら是非また御用達にしたいなと思うサービスだと思います。
サービス内容
加入費:500円/年会費:500円
(ただし更新時に1000円鑑賞クーポン券or500円の売店クーポン付き)
- 毎週金曜日は1,100円で鑑賞可能(会員デー)
- 金曜以外も大人は300円割引、それ以外は100円割引で鑑賞可能
- ポイント鑑賞サービスあり(6回鑑賞〈6pt〉で映画1本無料)
- 2pt交換で1000円鑑賞クーポンに引き換え可能(メールアドレス会員限定)
メリット
- 映画公開初日の場合が多い金曜が割引デー
- 金曜以外も実質1,500円で鑑賞可能
- 年に6回も見ねーよという人でも活用しやすいptの刻み方
7社で比較していきますが、映画公開初日の作品が多い金曜を割引デーにしているのはUCのみ。やはり仕事とかあると平日の中日とかに映画観るのも大変だったりするので週末に設定してあるのは良いですね。金曜以外もいつでも少し安くみられるので近くにあるなら結構ありがたいサービスかと思います。
映画をよく見る私個人的には困らないですが、2ptという刻める数字で1000円鑑賞クーポンが設定されているのも年に数回見るか否かぐらいの方でも手を出しやすいところかと思います。(TOHOシネマズは6ptポイント鑑賞のみ)
デメリット
- 年会費が500円かかる
強いて言えばこれぐらいですが、更新時の特典があるのでUCもここで荒稼ぎするつもりはないのでしょうね。これも価値観の問題ですがそこまで気にする要素ではないかと思います。
総評
毎週金曜の割引デー、金曜以外も常に大学生料金で観られるのは結構良いと思います。
個人的には本当に近場にあればな~。豊洲も地下鉄利用だと地味に遠いんよ...。
クラブスパイスについては以下サイトへ。(豊洲になってますが、最寄りの劇場をお選びください)
3)松竹マルチプレックスシアターズ「SMT Members」
一般おすすめ度:★★★★★
正式名称で言われてもピンと来ない方も多いでしょうが「MOVIX」「ピカデリー」ブランドで知られる松竹系のシネコンチェーンです。
サービス内容
加入費:無料100円/年会費:なし
よく確認したら2019年よりWeb限定入会となっており、実質完全無料となったようです。すみません。
SMTは結構特典内容が詳細に記載されているので上記サイトを参照してもらえるとよいかと思います。
なんといってもよく観る者的にありがたいのが『リピーター割引』ですね。定期的に2か月ペースでSMT系の映画館で鑑賞していれば、半永久的に1,200円で観ることができるので心強いです。
強いて言えばSMTは「IMAX」「4D」といった飛び道具を採用していないので、その手の類の上映を見に行く際には他チェーンに行かないといけないという点はありますかね。
誕生日には1,000円鑑賞クーポン、閑散期中心に会員限定のサービスウィークがあったりします。加入費もたった100円、年会費はないので全く映画を見る文化がない人でもいざというときに持っておいても損のない会員サービスではあると思います。