ウマ娘をやっているトレーナーなら必ず観たことであるだろうこの状況。
「不向きのレースなのに、なぜレース出ようとする?」
そんな無理してまで厳しいレースに出ようとするウマ娘たちは意外と史実に沿って元ネタがちゃんとあったりするらしいんです。
今回はそんなに競馬歴がほぼない(というか単に育成ゲーが好きという理由がきっかけで、パワプロのアカウントが消えたのきっかけで始めた)筆者が個人的に自由研究的な意味も含めてまとめていきます。
アグネスタキオン「NHKマイルカップ」
★1キャラのため、ある程度やっているトレーナーなら必ず1回は育成しているであろうアグネスタキオン。
育成してみると既定の目標レースにはNHKマイルカップは設定されていない。そのため「なんのことやら?」と思った人もいるかもしれません。
実はやる気を常にコントロールしている人は出会ったこともないのも当然でしょう。
「皐月賞(クラシック級)でやる気を普通以下で勝利」すると発動する裏ルート
上記の条件を満たすと、タキオンが勝手に本来の日本ダービーからNHKマイルカップに目標レースを変更する愚行をしでかします。しかもタチが悪いのは、マイルの初期適性Dにもかかわらず、5着以内に入らないといけないという鬼仕様なんですね。
やる気を特に上げずにズルズル育成してて、気付いたらNHKマイルカップに出走することになってて目標達成できずという状況に陥った人も結構多いことでしょう。私も1回何も知らずにやっててこの状況になったため?!となりましたわ。
多くの場合の適性に合ってないレースに無理やり出走させされる場合は、実質「負けイベ」みたいなものなので出走するだけで良いのですが、タキオンは上記の通り5着以内という中々鬼みたいな要求が待っています。
ベテラントレーナーとなり適性を上げずともステータスを大幅に盛るか、マイル因子が上げられるのであれば特に問題はありませんが、初心者には中々難しいので実質このルートに入ってしまうと詰み、ゲームオーバーみたいなものでしょう。
マイル適正Dのまんまで勝てるもんなの?
こればかりはタキオンのNHKマイルカップチャレンジは敢えて通るリスクは皆無なので敢えて挑戦はしたことはないですが、適性Dなら負け確という訳でもないでしょう。
まあ少し違うかもしれませんが、スマートファルコン(芝適正E)も皐月賞に無理やり出走させられるというイベントがあるわけですが、元から中距離適正はAということもあり、芝適性をDに上げるだけでかなり勝率は上がります。ただEのまんまだとどんなにステを盛っても勝つのは実質不可能に近く、かなり絶望的に感じますね。
まあ全勝を目指すなら、敢えてこれだけのためにマイル適正を上げる必要もありませんし、日本ダービーの方がかなり楽なのには変わらないのでタキオン育成時はやる気の管理には特に気を付けましょうねw
肝心の元ネタは?
Cygamesからは理由は公表されていないため、あくまでネット上などで考察している人などの記事より以下が挙げられるようです。
- 史実では以下の理由より「皐月賞」までしか走っていない
- →皐月賞で騎乗した騎手が「本来の実力を発揮できていない」と発言
- →その後屈腱炎を患っていることが発覚し、日本ダービーも出走予定だったが出走断念し競走馬としてはそのまま引退
- 出走予定だった日本ダービーとほぼ同時期のG1レース
- タキオン産駒(ディープスカイ等)はNHKマイルカップで活躍
そんな引退を余儀なくされた悲しい史実もあるため、敢えて厳しいバッドエンドルートも設けた意図もあるのかもしれませんね。
とはいえ初心者かつ初見でこの裏ルートは鬼畜というかトラウマになりますわw
ハルウララ「有馬記念」
アグネスタキオンの無理やりNHKマイルカップに出走させられる裏ルートも鬼畜ですが、やはり実際に勝利させようと思うと一番しんどいのはハルウララ有馬記念でしょう。
芝適正G、長距離適正Gという完全な詰み状態で出走させられる
もちろんこんな悪条件での出走なわけで何着以内という目標はなく、あくまで「記念出走」という扱いになります。とはいえ適正からして役満状態で当然ながらぶっちぎりのしんがりであるため、実況が実況すらしなくなる頃にようやく完走する姿は少々観ていて辛いですね。
「最後方、ぽつんとひとり ハルウララ」と実況してしまうぐらいですからねえ...w
ハルウララを有馬記念で勝利させるためには?
当然ながらともに適正Gという因子を上げる必要があります。そして確実に適性が上がるのはともにD(芝因子3×3、長距離因子3×3)まであるということ。そこから先は上手く継承してより適性を上げられるか?の運ゲーみたいなところはあります。欲を言えば運よく適正A~Bまで持っていけるのが理想でしょうが、出来れば最低でもCまでは持っていきたいところでしょうね。
ただ適正Cまでしか持っていけないと、ステータスもより盛らないといけないのでいずれにせよ勝利させるにはかなり厳しい道のりというわけです。
元ネタは?
そもそも史実のハルウララは中央競馬(有馬記念など)に一切出走しておらず、所属する高知競馬場(地方競馬)のみで活躍していました。そしてこのゲームやる前から私でも知ってたレベルですが「一度も勝利できない馬」として逆に話題を集めていました。
ということで史実ではそもそも有馬記念どころか、G1レースとは無縁の馬なのです。ってなわけで元ネタというほどの元ネタはない模様で、ネット上などで考察している人としては以下が挙げられるようです。
- 有馬記念はファン投票で出走できるレース(ただし人気があれば良いわけではなく、賞金獲得額など条件が色々あるため史実ではどのみち出走不可)
- 史実では1勝も出来なかった馬が、有馬記念という一番大きいレースに出走して勝利するというトレーナー(ファン?)たちの理想の架空シナリオ
まとめ
ハルウララはともかく、初見のNHKタキオンは元ネタを知らないとなんでやねん!と思わずツッコみたくなる仕様だったので、こういう機会にネタを知るのも興味深いですね。
またこういう気になる元ネタがあれば取り上げていきたいと思います。