映画好きの気まぐれ日記

気分で書いてるので、連日更新もあれば全く更新しない時期がありますのでご承知おきを。

映画「護られなかった者たちへ」感想レビュー【ネタバレなし!】

久々に映画のレビューの書き甲斐がある作品があったので感想を徒然書いてきますね。今回は「護られなかった者たちへ」です。すべては次回に執筆予定の映画レビューのための前日譚でタイトル詐欺じゃねーか!というのはご容赦ください...。

 

どんな作品?

https://eiga.k-img.com/images/movie/92887/photo/56359b8269035021.jpg?1617774931

画像引用:護られなかった者たちへ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

中山七里さんの同名小説を「64-ロクヨン-」などで知られる瀬々敬久監督が手掛けた作品です。主演は阿部寛さんと佐藤健のお二方(といっても実はスタッフロール上では佐藤健が主演で、阿部ちゃんが最後のトメである)

キャストだけみるとガッツリTBS映画かな?と思いましたが、そうではなく芸能事務所で知られるアミューズ出資の作品でした。佐藤健はもちろん、いわれてみるとヒロインの清原果耶もそういやアミューズでしたね。

 

舞台は東日本大震災が発生した直後である2011年の宮城。それから9年が経過した2020年に特に怨恨の疑いもない人たちが次々殺されていく連続殺人事件が発生。阿部ちゃん演じる宮城県警の刑事が、その事件の容疑者として浮上した佐藤健演じる利根を追い、事件の真相に迫っていくというミステリー小説。

 

 

 

 

 

...ではなかった!

正確にはミステリー的な一面もあるとは思うんですが、個人的にはサスペンス作品だと思ってたので実際に鑑賞してみるとあれっ?思ってたのと違う、と思ったのもまた事実です。

 

 

個人的な感想を。

まああくまで私個人的な評価ですが、100点中60という可もなく不可もなくという感じの作品でしょうか。中盤まではあぁ...これが動機か、と思って共感できるところもあって結構良かったんですけどねえ。肝心のオチが少し残念だなと思ってしまいました。

 

ネタバレは避けたいのでどこまで突っ込んでいいのか微妙なところですが、簡単にいうと東日本大震災以降は被災した人も多かったため生活が大変だった人が多かったということです。この作品はどちらかというとミステリーというよりは、そんな震災直後の被災者のドキュメンタリーに近いのではないかなと私は思いました。

作品の評価としてあまり気にするところではないですが東日本大震災という未曽有の災害を取り扱っているため少々重い雰囲気になるんですよね。無理して震災をピックアップしなくても良かったような...とは思ったりもしますが、犯人の動機に間接的に繋がる部分ではあるので全く必要性がないという訳でもないですかね。

ただ同じく震災を題材として扱った作品で「浅田家!」という作品はありましたが、あちらは比較的暗い雰囲気にならず終始明るい作品のまま終わったので凄いなとは思いました。

 

しかし中盤になって犯人の動機がようやく繋がってきた~と思ってきたところに、実はちょっと事情が違ってきたということが判明。中盤までは被害者にも非はあるし殺されても仕方ないなと同情できたけど、そうなってくると被害者割と殺され損じゃん...という感じに思えてしまった。

恐らくこの作品が最も伝えたかった「護られなかった者たちへ」という表題にも通ずる犯人が残したメッセージ性のあるシーンが最後にあるわけで言っていることも一理あるのですが、そんな身勝手に近い殺し方をしてしまった犯人の主張が頭に入ってこなくてモヤモヤしてしまいました。

ただしキーマンとなる倍賞美津子さんはじめキャスト全体的な演技主題歌の桑田さん宮城の綺麗な風景は見ごたえもあるので興味があるなら観てみるのも良いかもしれません。

 

総評

ということで私個人的な「護られなかった者たちへ」の総評...

 

「新参者」シリーズが観たくなった!

 

やっぱ同じ阿部ちゃんで刑事モノなら”新参者”シリーズですよ。この作品も悪くはないのですがちょっと物足りなさがあったのと、やっぱり加賀さんには到底敵いませんよ。

ってなわけで本当にそのあと新参者シリーズの映画祈りの幕が下りる時を久々に見たのでその映画レビューを次回徒然書いてきます。先に言っとくとやっぱ祈りの幕...は近年では屈指の傑作ですよ。

ということで今回のレビューは次回への前日譚というか咬ませ犬のようになってしまいました。この作品が好きだった方には本当に申し訳ありません...。