六町駅は何故待遇されるのか?分かりやすく考察していく【2020.03.14 つくばエクスプレスダイヤ改正】

今年、2020年3月14日(土)よりつくばエクスプレスダイヤ改正が実施されます。今回はただダイヤを変えるだけでなく新型車両の導入、停車駅の変更などといった大々的な改正となっています。

 

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 新型車両「TX-3000系」が登場

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つくばエクスプレスとしては開業と同時に導入された「TX-1000系(直流電車)」「TX-2000系(交直流電車)」以来の新型車両「TX-3000系」が導入されます。

現行車両との主な違い(簡潔な比較)

  • ドア上部の案内表示:現在はLED式→各ドアの上部に42インチハーフの大画面液晶車内案内表示器
  • 全車両に車いすやベビーカーを置きやすいフリースペース導入

 

1.六町駅が時間限定の「区間快速」停車駅に。

今回のダイヤ改正”平日7~8時台”の秋葉原方面の区間快速(以下、区快)に限り新たに停車するようになります。(下り&それ以外の時間帯上りは現行通り通過)

何故時間限定となったかというとこれは「苦肉の策」ともいえるでしょう。

六町駅はいわゆる典型的なベッドタウン駅として人気

2005年の開業当時は1日約1万人の利用客であった六町。特に目ぼしい施設があるというわけでもなくラーメン好きには有名な「田中商店」の最寄り駅であるぐらいですねw

ところが最新の2018年度の乗降人員は約3万人と3倍にも膨れ上がっています。ベッドタウンということもあり特にラッシュ時に利用客が集中しており当時は普通のみの停車でも捌ききれていたホームも現在はラッシュ時となれば限界に近い混雑っぷりとなっているようです。またこれだけの需要爆発となることを想定しきれていなかったのかホームは最も広い部分でも幅10mもない1面2線の島式ホーム

そんな限界状態の六町駅は現行のダイヤだと7~8時台でも5分以上列車間隔が開くところもしばしば。そこでこの時間帯限定で区快を停車させて本数増加という対策を取るというわけです。こうすることで最大で間隔が空くところでも5分以内には電車が停車するようになります。

本当は6両→8両化するのが混雑緩和のベストなんでしょうが簡単にはいかないので時間限定の区快六町停車は「苦肉の策」ともいえるでしょう。 

 

2.朝通勤時間帯の「通勤快速」実質廃止

つくばエクスプレスでは数年前に「通勤快速(以下、通快)」という新たな種別が誕生しました。停車駅はつくばを出ると研究学園、守谷、柏の葉キャンパス流山おおたかの森南流山、八潮、六町、北千住より秋葉原までの各駅。なんといっても特徴的だったのが普通のみの停車駅であった六町駅の停車。本数や時間帯は限定されるとはいえ優等列車の停車で出世とも言われたものです。

そんな通快は朝通勤時間帯は廃止されて夕ラッシュ時間帯のみの運行となります。こちらも「ある駅」の発展が背景にあります。

三郷中央駅もまた開業時と比較して需要爆発しているベッドタウン

三郷中央駅は開業当時の乗降人員は1日約7000人程度であったものが、最新の2018年度の乗降人員は約3万人となっており増加率で言えば4倍となっており六町駅の凌ぐ発展ぶりということが分かります。

そんな三郷中央駅は開業当時より区快の停車駅でしたが新たに誕生した通快では通過駅となっています。この駅は2面2線の相対式ホームとなっておりトータルとしては六町駅よりも少々ホームは広いですが、朝は上り方面に乗客が集中することを考えると六町駅以上に混雑が見られる駅です。

通快は三郷中央駅の朝の混雑緩和のために区快として格下げされたといっても間違いではないでしょう。

 

3.守谷以北の停車駅も朝時間帯の本数が増加

守谷以北(守谷~つくば)は直流電車が直通できず車両単価の高い交直流電車が必要となるためどうしても本数が減少してしまう。(気象庁柿岡地磁気観測所への配慮のため直流電車が乗り入れられずTXだけでなくJR常磐線関東鉄道常総線などでも交直流電車の採用、非電化等で対策が取られる)

朝時間帯の通快(途中研究学園のみ停車)区快(つくば~守谷間各駅停車)に変更されるのはこの区間の本数増加への対策も一因にあると考えられます。

 

4.こんなダイヤ、種別があっても面白いかも。

※以下は個人的な想像なので参考程度に閲覧ください

 

実際はそう上手く行かないでしょうがこんなダイヤの組み方もアリなのかなと個人的に想定してみました。

八潮始発が増発できれば混雑緩和も当然できるでしょうが、八潮駅の留置線が4線しかない且つ終点の秋葉原駅が1面2線とホーム不足なのがやはり課題ではあります。

本当は流山おおたかの森駅秋葉原方への渡り線も活用出来たらなお良いでしょうがラッシュ時の過密ぶりを考慮すると難しいでしょう。

 

通勤特快(上りのみ)

特別快速がないのに「通勤特快」?って感じもしなくはないですがあくまで現行の通快とは異なるので差別化してみました。

停車駅:つくば→研究学園→万博記念公園→みどりの→みらい平流山おおたかの森南流山三郷中央→北千住→(途中各駅に停車)→秋葉原

 

意図としては以下の通り

守谷駅を敢えて通過とするのはJR総武線津田沼駅のソースより(始発電車が多い関係で通勤快速が通過とされている)ただし守谷駅は乗務員の交代等があるので運転停車せざるを得ないのかなということにはなりますね。そうなると果たして通過扱いの意義があるのかという課題も残ります。

また停車駅を減らしているので先行列車が詰まる影響でそこまで混雑解消に繋がらないという課題も残るでしょう。

 

結論

TXの8両編成化が混雑緩和の最善策なんじゃね?

ってことでしょうね。ただ今後の少子高齢化社会や人口減少を考慮するとなかなか踏み切れないというのも仕方はないでしょうけどね。