映画「翔んで埼玉」はカメラを止めるな!以上に評価されていいと思う傑作コメディだそ!

いや~、久々に腹を抱えて笑った作品が最近ありました。それが強烈な埼玉ディスり漫画として近年になって再び話題となった「翔んで埼玉」なんですわ。

(まぁ軽いうんちくや解説をダラダラ書いてるので感想等をさっさと観たい方は飛ばしてください。)

https://eiga.k-img.com/images/movie/89016/photo/a03ad3c87458728f/320.jpg?1541987079

 

 

原作は30年近くも前の漫画だけど、そもそもなんで再び話題に?

パタリロ!等で知られる魔夜峰央さん原作、埼玉県をただただディスっていくという一見地域差別なんじゃないか?とも誤解されてしまいそうな漫画を実写化した作品。ただディスり具合は突き抜けており逆に埼玉県民は愛を感じているようだ。

近年になって再びスポットが当たるようになったのは人気番組である「月曜から夜更かし」で強烈な埼玉ディスり漫画として取り上げられたのがこの作品の再ブームの要因の1つともいえるでしょう。

そしてその再ブームに乗っかってこの映画を製作しようとしたのがフジテレビなんですね。最近のフジテレビは何かとダメなイメージが一般には定着しがちですが、映画部門は民放テレビ局の中でもトップクラスの興行成績を挙げる優秀なところなんですよ。

 

フジテレビ制作なのに配給は東映?業界的には実は大分珍しいケース。

他局の日本テレビやTBS製作映画も国内最大手・東宝で配給することもあれば、松竹・東映・ワーナーなどといった他の有名どころの配給会社でかけてもらうことも勿論しばしばある。

ではなぜフジテレビ製作で東映配給というのが珍しいケースなのか。実はフジテレビは東宝が親会社という関係を持っている。まぁちょっと違う気もしますが日テレやTBSが東宝とは血のつながらない子供ならば、フジテレビは親である東宝と血縁関係にあるといってもいいでしょう。

その証拠に最近公開したフジテレビ製作映画の「マスカレード・ホテル」「劇場版コード・ブルー」等といい半数近くが東宝で配給を行う。

まぁ例外で「ドラゴンボール」「ワンピース」等もフジテレビが製作する映画ではあるのですがこちらは出版元である集英社東映と繋がりがあるなどといったこともたまにあります。

話がごっちゃになってしまいましたが一言で言えば「フジテレビが東映とタッグを組むのは珍しい」ということ。まぁ親離れ?

 

30年以上前に「パタリロ!」のアニメをやったよしみで東映配給に?

監督はテルマエ・ロマエ」「のだめカンタービレの実写映画を手掛けた武内英樹さん。どちらも配給は東宝で、製作陣をみても私は東宝がまたやるんだろうなぁと思っていました。ところが蓋を開けてみると東映が配給製作を手掛けるということで驚いた。

一応実績のある監督ですし東宝がオファーを断るとも思えない。

そこでよく考えてみると30年以上前に公開され同じ魔夜さん原作の「パタリロ!」アニメ映画は東映配給だった。まぁそんなよしみもあって東映配給になったのかもしれない?(あくまで個人的な推測です)

 

ようやく感想に入ります。(長々どうでもいい話をすみません。)

キャッチコピーとして「邦画史上最大の茶番劇」というパワーワードも良かったでしょう。最近だと銀魂を彷彿させるような突き抜けたおふざけ感が良い感じに出ている。

 

この映画(というか原作?)は埼玉ディスりと言いつつもなんやかんや細かいところまでしっかり作られており逆に愛すら感じるということでしょうね。って千葉寄りの東京都民が語るのもなんかおかしい気はしますが。

埼玉県民なら恐らく誰でも知っているであろう十万石まんじゅう」「山田うどん等といったご当地名物も結構出てくる。

特に県内でも春日部の愛されっぷりも中々凄い。クレヨンしんちゃんの舞台の街ということで全国でもそれなりに知られているかもしれませんが、その次によく出てくるといっても過言ではないかもね?

観終わったら何故か埼玉県の県鳥「○ら○ばと」はしばらく忘れることはできないでしょう。そして最後に佐賀県の歌をうたっていることでも有名なはなわが何故この映画の主題歌に起用されたのか?それもしっかり作品中で応えてくれます。

 

千葉県民&東京郊外&都下民も必見!何気にディスられるぞ。(軽くネタバレ注意)

埼玉県をディするだけでなく何気に隣接する県も軽くディスってくる。

千葉はある意味ライバルともいえる県なので最終的にやり合います。埼玉代表タカミーVS千葉代表YOSHIKIなんて予告を観た人も多いかもしれませんがその後に続きが。意外とへぇ~と思う方もいるかも。そしてトドメはあの人の父が千葉県では知らない人はいないあの人・・・?

東京からは埼玉の玄関口、インド人が多いあの街、西なのか東なのかようわからん町、下町の名物巡査長がいる街など地味~に登場。(軽くネタバレ御免)

一応東京都民ではありますがほぼ千葉県だと思ってるのでこの程度のディスりなら笑って消化できます。

 

埼玉県限定で社会現象化?埼玉県では異例の東京都超えの興行を記録。

eiga.com

まぁ当然ともいえるのですが、都道府県別でみてみると大抵の映画は人が集まるかつ映画館の多い東京都がダントツ1位の興行成績を収めることが多い。ところがある意味ご当地映画ともいえるこの作品はそんな東京都の興行成績・動員を超えて堂々の1位というのです。小規模のご当地映画であれば案外東京都以外の県が興行1位取ることもしばしばありますが、これだけの大規模公開映画で埼玉県が1位になるのは異例と言っても間違いないでしょう。

 

総評

今年に入ってから個人的にはとりあえず1番満足度の高い作品でした。東映実写としても久々の大ヒットに期待がかかりますね。個人的にはなんとなくカメラを止めるな!」は超えてほしいという気持ちはある。

まぁどちらかというと銀魂のノリに近いので、カメラみたいにあらゆる賞を総なめできるとは思えないですけどね。