映画好きの気まぐれ日記

映画館について気分で色々書いてます。連日更新もあれば全く更新しない時期がありますのでご承知おきを。

通常料金だけどリクライニングシートに座って鑑賞できる?!【TOHOシネマズ&109シネマズ】

たまにはリクライニングシートに座って快適に映画を鑑賞したいな・・・なんて思った人もいるのではないでしょうか。実はお得にリクライニングシートに座って鑑賞できる方法もあるんです。

 

 

TOHOシネマズ「プレミアスクリーン」

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TOHOシネマズには一部劇場に「プレミアスクリーン」と呼ばれる全席リクライニングシート(一部ペアシート)で構成されるスクリーンが導入されています。

www.tohotheater.jp

プレミアスクリーンが設置されている劇場(2021年9月現在)

 

「プレミアスクリーン」が導入された経緯とは?

ここからは少し歴史の話になりますが、TOHOシネマズは元々ヴァージンシネマズと呼ばれるイギリスの外資グループ「ヴァージン・グループ」日本法人のシネマコンプレックスブランドとして1999年に第1号店を開業させました。

そんな「ヴァージン・グループ」は航空業界でも轟かせていた企業のため

「映画館にも飛行機のファーストクラスのような座席があってもイイよね!」

的なノリで、実際にヴァージングループの飛行機で使用されていた全席リクライニングシートを完備(現在は取り換えているところも多い)の「プレミアスクリーン」が導入されたわけだそうです。

※その後2003年に東宝が「ヴァージンシネマズ」を買収し、「TOHOシネマズ」として改称し現在に至る。

当初はプレミアスクリーンだけにプレミア料金だった?

「プレミアスクリーン」と称するだけあって以前は鑑賞料金2400円(六本木ヒルズはワンドリンク付き3000円)と少々お高めでした。

しかしIMAX®」「MX4D」「ドルビーアトモス等といった特殊料金が必要となるスクリーンの導入も加速しているかつ、そのスクリーンに「プレミアラグジュアリーシート」「プレミアボックスシートと呼ばれるプレミア座席を導入する方針が進んだため最近開業した映画館では「プレミアスクリーン」を導入するということはなくなったかつ、改装で淘汰されつつあります。

実際に以前まで「プレミアスクリーン」として導入していたTOHOシネマズ川崎は改装でMX4Dの導入、府中・市川コルトンプラザ通常スクリーンに改装してキャパ増加を果たしています。

プレミアスクリーンの改装事例(過去にあったプレミアスクリーン一例)

※PS(プレミアスクリーン)

 

ってなわけで現在は通常料金でお得に観られる穴場スクリーンとして営業中!

「プレミアスクリーン」の導入されている映画館が近くにある方は出来るだけ早く観て大きいスクリーンで観るのも良いですが、少し待って観る予定の作品がプレミアスクリーンに充当されるのを待つのも良いかもしれませんね。

 

109シネマズ「エグゼクティブシート」

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施設案内 - 109シネマズ川崎 | 109CINEMAS

 

109シネマズには「ムービル」、「4DX」シアターを除くほぼすべての映画館・スクリーンに「エグゼクティブシート」と呼ばれるワンランク上の座席が設置されています。

追加料金は+700円

「リクライニングシート」「ドリンクホルダー・荷物入れ」なども完備しているということもあり追加料金は+700円とやはりまぁ贅沢といえば贅沢な座席ではあります。

しかしちょっとした方法を使うことでお得にこの座席で観られるわけです。

「シネマポイントカード」会員になることで毎回追加料金なしで鑑賞可能に!

109シネマズのポイント会員サービス「シネマポイントカード」会員になることで、エグゼクティブシートが毎回追加料金なしで鑑賞できるようになります。

入会手数料は他社シネコンと比較しても1000円とお高めですが、年会費がかからないので持っておけばいつでもエグゼクティブシートを通常料金で鑑賞できるので、たまに見る程度でも十分お得なカードかと思います。

 

映画をお得に楽しんでみては?

いかがでしたでしょうか。「映画ってそもそもお高いうえに、ましてやリクライニングシートなんて・・・」と思ってた人も多いでしょう。でも意外とお得に観られる方法も結構ありますのでこういった楽しみ方もアリでしょうか?

やっぱ個性の強い映画館?「新宿ピカデリー」の過去10年の動員ランキング(その1/2017年)

日本最大級の映画の街・新宿に構えるシネマコンプレックスの1つである新宿ピカデリーですが、この映画館はSMT(松竹マルチプレックスシアターズ/松竹系)の劇場です。そんな新宿ピカデリーは今年で開業10周年を迎えるということで様々なキャンペーンを実施しています。

www.smt-cinema.com

 

そんなキャンペーンの一環で

新宿ピカデリー10年間のヒット作品の中からあなたのもう一度見たい作品を募集して投票の多かった作品を秋に上映!」

というのも兼ねて、新宿ピカデリーの過去10年の年次別動員ランキングトップ10が発表されたわけです。(新宿ピカデリー1Fにて掲載してありました)

しかしこれが全国的なランキングと比べると大分偏ってるんですよね。

 

 

 

2017年度 新宿ピカデリー年間動員ランキングトップ10

データの見方

「タイトル」(新ピカ動員数/日本国内興行収入/日本国内興収順位)

  1. 美女と野獣(99,158人/約124億円/17年度1位)
  2. スター・ウォーズ 最後のジェダイ(45,316人/約75億円/18年度のため未確定)
  3. 名探偵コナン から紅の恋歌(43,853人/約69億円/17年度4位)
  4. 8年越しの花嫁 奇跡の実話(43,193人/約28億円/18年度のため未確定)
  5. SING/シング(40,439人/約51億円/17年度7位)
  6. 銀魂(40,271人/約38億円/17年度13位)
  7. 劇場版 黒子のバスケ LAST GAME(39,750人/約11億円/17年度58位)
  8. パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(36,203人/約67億円/17年度5位)
  9. IT イット ”それ”が見えたら、終わり(33,719人/約22億円/17年度25位)
  10. モアナと伝説の海(33,204人/約51億円/17年度6位)

※興行収入は映連データを参考

 

「スター・ウォーズ・・・」「8年越し・・・」に関しては17年12月中旬公開のため2,3週間でこの動員というわけではないでしょうから恐らく

17年に公開した作品の動員ランキング

ということでしょうかね。

まぁ興行収入を考えれば妥当というものが勿論多いですが、疑問に思った作品もあるでしょう。今回は他とはちょっと特殊な作品を一部挙げていきます。

 

8年越しの花嫁は50億クラスが犇めく中堂々の4位に君臨。なぜ?

8年越しの花嫁 奇跡の実話

佐藤健×土屋太鳳が共演した実話を基としたいわゆる「余命モノ」作品。ヒットしたとはいえ興収28億ぐらいですし年間4位に入っちゃうの?!と思う人もいるかもしれませんがこれが新宿ピカデリーのちょっと特殊な事情でもあります。

 

こんなにも新宿ピカデリーで動員できた理由は簡単で

新宿エリアでは新ピカでしかやってないからです。

これはこの後紹介する作品にも言えることかもしれませんね。

例えば同じく17年公開・余命モノの作品で「8年越しの花嫁・・・」を上回る35億のヒットとなった「君の膵臓をたべたい」新宿ピカデリーでは年間動員トップ10にはランクインしなかった。というのもこの作品は東宝配給新宿ピカデリー以外にも「TOHOシネマズ新宿」「新宿バルト9」でも公開しており新宿エリアでも分散していたためです。一方の「8年越し・・・」は松竹配給で基本的に新宿ピカデリーでしか上映しないため集中するなどといった傾向もあるわけです。

 

黒子のバスケ・・・」は1つの劇場で興収全体の5~10%ぐらいを稼いでいる計算?

劇場版 黒子のバスケ LAST GAME

さらに驚くべきことは興行収入約11億円程度の劇場版 黒子のバスケ LAST GAMEがなんと7位にランキングしていることです。興行収入を考えると「8年越しの花嫁」以上の特殊っぷりです。何故7位にランクインできたかというと様々な要因がある。

  • 公開規模が小さいためもとより1つの劇場に集中する傾向が高い
  • 新宿ピカデリーはいわゆるチェーンマスターであるということ

これも相まって他の映画館では考えられない動員も出来たわけです。

 

どんどん過去にさかのぼっていこうかと思っていましたが意外とボリュームがあったのでこのあとはまたの機会にします。TOHOシネマズ新宿、新宿バルト9にもこのような動員ランキングがあったら大分映画館によって変わりそうですし見てみたいですね。

「映画館」のポイントカードってどこが一番良いの?【その1(TOHOシネマズ/シネマイレージカード篇】

「映画はぼちぼち観るのでポイントカード作ってみようかな?でもどこのポイントカードがお得なの?」

・・・と思う人もいるのでは?今回は何社かのポイントカードを併用して利用している私が用途に応じておすすめの使い方を何回かにわたって紹介していきたいと思います。

 

TOHOシネマズ「シネマイレージカード」

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https://www.tohotheater.jp/cinemileage/

大手シネコン・TOHOシネマズのポイント会員カード「シネマイレージ」カードですが、個人的に言わせてもらうとかなり映画上級者向けのカードではあるかなとは思います。

シネマイレージカードの特典

  1. 6回鑑賞で1回無料
  2. 毎週火曜は通常料金1400円で鑑賞可能
  3. マイル(後述)を貯めて様々なものと引き換え可能
1.6回鑑賞で1回無料(ポイント鑑賞)

1回有料鑑賞するごとに1ポイントが貯まっていきます。この調子で6回鑑賞すると6ポイント貯まり6ポイントと引き換えに1回無料で鑑賞できるクーポンと交換できます。

このサービスを行っているシネコンは多いのですがTOHOシネマズが他社と一味違うところは

IMAXや4Dといった特殊上映もポイント鑑賞可能

なことです。他社だと通常上映しかタダ券クーポンが対応していない(IMAX/4D上映をポイント鑑賞で観ることはできない)ところが多いのです。とはいえ特に「IMAX」「4D」上映で観る習慣がない人にしてみれば関係がない話ではありますね。

 

2.毎週火曜日は通常料金1400円で鑑賞可能

毎週火曜日は「シネマイレージデイ」としており、シネマイレージ会員は通常料金1400円で鑑賞することが可能です。(3Dなどに関しては別途追加料金が必要)

また閑散期を中心に「シネマイレージウィーク」というシネマイレージ会員のみ1週間1100円で鑑賞可能な週が設けられることもあります。

 

3.マイルを貯めて様々なものと交換が可能

TOHOシネマズは前身の関係(後述)もあり航空会社のような「マイル」制度を設けています。

マイルとは観た映画の分数を表しており例えば120分(TOHOシネマズの各劇場作品スケジュールに記載されている分数)の映画を観たなら

「120ptのマイルが付与される」

という仕組みです。

そしてこのマイルを貯めて交換できるものは以下の通りです。

www.tohotheater.jpほとんどの人が6000ptまで貯めて「1ヶ月フリーパスポート」というものと交換することを目指して貯めまくります。

これは何かというとその名の通り発行日から1か月間「タダで鑑賞し放題」という夢のようなパスポートなわけです。(3Dなど追加料金がかかるものに関しては差額を払えば鑑賞可能)

※6000ptで交換した場合は「六本木ヒルズ」を除く劇場のみで使用可能。9000ptで交換した場合は「六本木ヒルズ」でも使用可能

その他いろいろ制約もありますので簡単に重要な点だけまとめておくと

  1. 特別作品等では使用不可
  2. 当日しか座席予約できない

といった面倒な点も少々ありますがそれを抜いてもとても貯め甲斐のある特典です。

 

利用者からは「サービス改悪」と既に暗雲立ち込める?

なおそんな「シネマイレージ」は2018年10月15日よりサービスが変更となる。そのサービスが改善ではなく改悪だと利用者からの意見は少なくもない。

2018年10月15日(月)より シネマイレージサービス 一部変更のお知らせ || TOHOシネマズ

  1. 鑑賞ポイントが無期限→2年間となる
  2. 「ポイント鑑賞」「フリーパス」を1回の上映で利用できる座席数を設ける
  3. シネマイレージ会員は通常よりも3時間早く予約可能となる

簡単に言うと利用者にメリットがあるのは3のみとなる。他は正直に言えば改悪と言われても仕方はないかもしれませんね。

 

余談:TOHOシネマズの前身は?

現在でこそ名前の通り大手配給会社・東宝系列のシネマコンプレックスとなっていますが、今から約20年前はヴァージンシネマズと呼ばれるイギリスの多国籍企業、いわゆる外資”ヴァージン”グループシネマコンプレックスでした。(このシネマコンプレックス東宝が買収)

そんなヴァージングループは航空会社も経営している巨大グループでもあったため、そんなノウハウを生かして映画館のサービスにも「マイル」「プレミアスクリーン(飛行機のファーストクラスをイメージ)」といった航空会社さながらのサービスも展開していました。

要するにTOHOシネマズのサービスというよりも前身の「ヴァージングシネマズ」のサービスを継承している感じではあります。

ポイント鑑賞や1か月間フリーパスポートに座席数上限を設けるなどしているあたり、本当はこのサービスも渋々行っているとも考えられるかもしれませんね。

 

まとめ

  1. 特殊上映も含めてポイント鑑賞が可能
  2. 会員は毎週火曜日は1400円で鑑賞可能
  3. 閑散期を中心に会員限定で1100円で観られる週が設けられる場合あり
  4. マイルを6000ptを貯めることで「1か月間フリーパスポート」に交換可

特に4はこのTOHOシネマズ「シネマイレージ」の目玉と言える特典ですが、他者と比較すると普段利用時の還元が少ないためそこまで映画を観ない人にしてみればあまり恩恵の無い会員サービスともいえます。

 

次回は。

次回はSMT(MOVIX、新宿ピカデリー、神戸国際松竹)など松竹マルチプレックスシアターズの会員サービス「SMT Members」について紹介していきます。

 

「自殺の名所」というイメージを払拭できる?「南北自由通路」開通でJR新小岩駅のイメージが変わる。

私の最寄り駅でもあるJR新小岩駅ですが、6月24日(日)より自転車も含めて自由に通行できる「南北自由通路」が暫定使用開始となりました。

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https://home.katsushika.kokosil.net/ja/archives/12141

 

今までの新小岩駅は周辺の駅よりさまざまな面で劣っていた?

並行する総武快速線が止まるので十分優れてるじゃん?と思った人も多いかもしれませんがぶっちゃけ優れているのはそれぐらいだと私は正直思いました。

バリアフリー化への対応は最も遅かった?

新小岩駅総武快速線停車駅で1日14万人が利用する駅にもかかわらずエレベーターが設置されていない駅でもありました。ましてやこの南北自由通路整備のための改良工事の際には快速ホームにエスカレーターすら一切なかった時期もあったわけです。

現在は改良工事による整備でエスカレーター、エレベーターも完備されて障害のある方でもあまり不自由ない駅となったわけですがスゴイ駅だったなーと思います。

 

トイレはどうなる?

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http://building-pc.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2015/04/01/tokyoshinkoiwa15041.jpg

そういやあのトイレはどうなるんだ?と気になってしまったのでこちらも詳しく調べるとそもそも南口の駅舎が解体されるためトイレも1番線の真下に新設される予定のようですね。正直よかったー。

というのも、あのトイレはリニューアルは少々されているものの水圧弱すぎてちゃんと流れてないこともしばしば。本当にお腹がつらいときは気にしてはいられませんでしたが見てがっかりすることもよくありました。

 

実は沿線では新小岩駅だけ駅ビルがない。

葛飾区の公式Twitterをみるとこんな気になるツイートも。

地味に駅ビルについても触れられているのです。というのも沿線周辺では駅ビルが設けられていないのは新小岩駅のみ。(もともと旬鮮館という食品を主に扱う駅ビル?みたいな店舗もありましたが改良工事に伴い閉店)

新小岩駅周辺の駅ビルの有無

隣の平井駅でさえも小規模ながら今年に入って駅改良工事と共に駅ビルが新設されました。これで周辺の駅で駅ビルが設けられていないのは新小岩駅のみとなりました。

「ルミエール商店街があるのだから良いじゃない」と思う人もいるかもしれませんが正直物足りへんなーと思ってしまう我が北口民。それと自由通路が開通したとはいえやはり逆方向へ行くのが面倒というのも事実。

妄想でしかありませんが現在の南口駅舎を解体した用地で「アトレ亀戸」「シャポー小岩」レベルの駅ビルが出来ると良いなーとは思ってしまいます。文房具店をはじめ雑貨や沿線にはないユニクロ・GUみたいな店があっても良いとは思いますけどね。

 

そういえばホームドア設置の話は何処へ?(6月30日追記)

・・・と思った人もいるかもしれませんが、10月下旬今年度中(~19年3月)までに快速ホームに設置されるようです。

trafficnews.jp

そもそも設置されるようになった理由は。

JR東日本として東京大都市圏を中心に数年かけてほぼすべての路線でホームドア設置を計画していますが、現在は沿線での一切ホームドアの設置は明確に予定されていません。そんななか新小岩駅のみに明確な理由として設置されることとなった理由は「人身事故の多さ」がポイントとなります。

 

というのも新小岩駅は、かのWikipediaでは「自殺の名所」として認定されてしてしまったほど人身事故の発生率が高いのです。この事もあってホームドア設置が葛飾区はもちろん、周辺の自治体議会にまで設置要望書が出ていたとのことです。

とはいえ高額なホームドア設置費用を出すのは葛飾区ではなくあくまでJR東日本。いくら人身事故が多いとは言え山手線内の駅ほど乗員客数が多いというわけでもなかったため渋ってしまうのも当然です。

また山手線や他の私鉄のようにホームドア設置が出来ないのもJR東日本が渋る理由でもあります。というのも成田エクスプレス」はじめドア数の違う列車も通るためです。これによってただ他の駅のようにホームドア設置をするというわけにもいかないわけです。

結局「南北自由通路」新設工事と合わせてホームドア設置も決まったわけですね。通る列車のドア数が各々違うなど複雑な環境の中、ホームドアがどのように設置されるのかが鉄道好きでもある私としては気になるところですね。

 

ってなわけで大分印象が変わった新小岩駅となりましたが。

改札の数が増えたわけではないので、改札周辺は朝の通勤ラッシュ時には酷い混雑となりそうです。また階段の数も減っているので1つの階段に集中しそうなので大丈夫なのか?と思う問題点もありますがかなり印象が変わるでしょう。

新たな商業施設が出来ればルミエール商店街のダメージも少なくはないでしょうが共存共栄でより良い便利な街になってくれればなと思うばかりです。

 

1年後の現在を綴った追記はこちら・・・(2019年4月13日)

rozettax.hatenablog.com

TOHOシネマズ新宿が「空飛ぶタイヤ」を上映することは新たな進展への一歩である。

私の行きつけの映画館でもある新宿の映画館「TOHOシネマズ新宿」ですが、実は2018年6月15日(金)に新たな進展への一歩ともいえるイベントが起きた。それが「空飛ぶタイヤ」をこのTOHOシネマズ新宿で上映するということなんです。

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(出典:新宿東宝ビル - Wikipedia

 

何が大ニュースなのか?

TOHOシネマズが空飛ぶタイヤを流して何がおかしい?と普通の人は思うでしょう。しかしこの劇場はちょっと特殊で他の映画館とは事情がちょっと異なる。というのも空飛ぶタイヤを配給する「松竹」の配給作品を開業以来、一切上映したことがなかったためです。(大阪で例えるならTOHOシネマズ梅田で松竹、東映配給作品を流すようなもの)

シネマスクエア vol.101 [長瀬智也×ディーン・フジオカ×高橋一生『空飛ぶタイヤ』] (HINODE MOOK 513)

空飛ぶタイヤのフライヤーがなかった・・・)

 

新宿エリアでの松竹配給作品は原則「新宿ピカデリー」のみでの上映だった。

新宿には邦画御三家と一部で呼ばれる東宝「松竹」東映の系列が運営するシネマコンプレックスTOHOシネマズ新宿新宿ピカデリー新宿バルト9とそれぞれ存在する。そのため基本的に東宝配給作品を除いて松竹、東映作品に関してはそれぞれの系列シネコンのみで上映という形をとっている。

 

東映配給作品は原則として新宿エリアでは東映系の「新宿バルト9」のみでの上映となる。ただしTOHOシネマズ新宿でも「相棒ー劇場版Ⅳー 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」「探偵はBARにいる3」を上映する特例もあるため必ずしも東映作品を流さないというわけではない。

 

一方の松竹配給作品も原則として新宿エリアでは松竹系の「新宿ピカデリー」のみでの上映となる。長らく新宿ピカデリーのみでの上映となったわけだが、今回の「空飛ぶタイヤ」がTOHOシネマズ新宿でも上映されることとなり松竹配給作品が初の解禁となったわけです。

 

なおTOHOシネマズは稀に「松竹」「東映」配給作品も流したりと柔軟に行っているが、松竹系の新宿ピカデリー東映配給作品を、また東映系の新宿バルト9が松竹配給作品を上映することは開業してどちらも10年近く経過しますが実現には至ってない。

 

世間的には大した話ではないが・・・

ってなわけで世間的には心底どーでもいい話なわけですが、新宿のシネコン事情を考えるとTOHOシネマズ新宿で松竹作品を流すということはかなり大きなニュースと言えるわけですね。

 

今思えば大阪市内の映画館のような厳密にブロックブッキング制度*1がないため柔軟に他社系列の配給作品も流そうと思えば流せるんでしょうけどね。